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網走地方気象台長からのメッセージ 「地域に根ざした気象台」をめざして

(平成30年4月9日 更新)

 網走地方気象台のホームページをご利用いただき、ありがとうございます。
 網走地方気象台長 佐藤尚志です。流氷が去って「海明け」となり、さくらの開花が待ち遠しい季節となりました。

 はじめに、網走地方気象台について簡単に紹介します。当気象台の歩みは、1889(明治22)年に測候所として創立し、翌年の1890(明治23)年に
現在地(網走市台町)にて業務を開始しました。長期間同一場所での観測データが蓄積されており、地球温暖化の監視のうえで貴重な気象台の一つ
となっています。
 主な業務は網走・北見・紋別地方の気象観測、予報・警報等の発表、地震・津波、火山等です。
 
 当地方は、オホーツク海に面し、西に北見山地・石狩山地、南から東にかけては阿寒や知床の山並みに囲まれています。年間の平均降水量は800mm前後
で北海道の中では少なく、日照時間は年間をとおして比較的多い地域です。冬期間の寒さは厳しく、沿岸部の海面は流氷で覆われるなど、他の地域には
見られない特色があります。

 さて、国内においては、近年、風水害や地震・火山等の自然災害が相次いで発生しています。当地方においても、この10数年間でも、竜巻、暴風雪、
台風による大雨等による災害が発生しました。
 このような状況の中、気象庁では、地域における気象防災業務のあり方について、有識者による検討会を昨年開催しました(注)。

 この検討会で次の方向性が示されました。
(1) 関係機関等と一体となって、住民の具体的な防災行動に結びつくよう、地域の気象防災に一層貢献
(2) 防災の最前線に立つ市町村に対し、防災気象情報を緊急時の防災対応判断に一層「理解・活用」(読み解き)いただけるよう、平時からの取り組み
   を一層推進

 これらを受け、気象台として、管内の市町村、オホーツク総合振興局、網走開発建設部等、関係機関と連携しながら、具体的に取組んでまいります。
 気象台職員一丸となって、「地域に根ざした気象台」の取り組みを一層進めたいと考えております。どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。

                                             
                                             平成30年4月
                                              網走地方気象台長 佐藤 尚志(さとう たかし)

(注) 昨年開催されました「地域における気象防災業務のあり方検討会」の報告書(平成29年8月10日発表)については、気象庁ホームページ
  に掲載されています。
「地域における気象防災業務のあり方検討会」の報告書