福島県東方沖地震(ふくしまけんとうほうおきじしん)

【概況】
 1938年(昭和13年)11月5日17時43分、福島県沖でM7.5の地震(深さ30km)が発生し、東北各地の震度は下図のとおりとなったほか、関東・中部の大部分および北海道・近畿両地方の一部で有感となった。
 この地震により、東北地方・関東地方の太平洋沿岸で津波が観測されたが、この津波による被害の報告はされなかった。
 この地震により、福島県で死者1名・負傷者9名。また、福島県で家屋の全壊4棟・半壊29棟、その他建物の全壊16棟・半壊42棟、小規模の崖崩れ4カ所、他にも灯台破損・煙突倒壊・道路亀裂・鉄道築堤(線路)と橋脚沈下等の被害が所々で発生し、また宮城県・茨城県でも小さな被害が報告された。
 この地震では、規模の大きな余震が連続的に発生しているのが特徴的で、7日までのわずか3日間でM7クラス以上の余震が3回も観測された。余震は11月計1,626(うち有感300)回・12月計155(うち有感23)回だった。

[参考文献:気象要覧]

震度分布図
[東北各地の震度]

震度5
仙台、石巻、福島、小名浜
震度4
山形
震度3
秋田、青森、八戸、盛岡、宮古
震度1
むつ


震央 福島県沖
北緯  37.3度
東経 142.2度
深さ   30km
マグニチュード 7.5