1978年宮城県沖地震(みやぎけんおきじしん)

【概況】
 1978年(昭和53年)6月12日17時14分、宮城県沖でM7.4の地震(深さ40km)が発生し、東北各地の震度は下図のとおりとなったほか、北海道から中部地方にかけてのほぼ全域で有感となった。
 仙台管区気象台は17時21分、東北地方の太平洋沿岸(4区)に「ツナミ」の津波警報を発表した(解除20時30分)。
 この地震により、北海道から東北地方の太平洋沿岸で津波が観測されたが、この津波による被害の報告はない。
 この地震により、東北全県で死者28人・負傷者1,325人、家屋の全壊1,183棟・半壊5,574棟・半焼7棟・一部破損60,124戸・その他建物の被害21,241棟・水田の被害183ヘクタール・道路損壊888カ所・橋梁(きょうりょう)流失98カ所・堤防決壊12カ所・崖崩れ等529カ所・鉄軌道(線路)被害139件・通信施設被害71件・船舶沈没2隻・破損16隻の被害が生じた。
 この地震は都市開発型の被害特徴を持つものとして注目された。そして、塀やブロック塀の破損・倒壊による死傷者が目立った。 建物の被害は新興の宅地造成地に集中して発生し、ひな壇形式のところが特に多かった。
 なお、気象庁はこの地震を「1978年宮城県沖地震」と命名した。

[参考文献:気象要覧、気象庁技術報告第95号 1978年宮城県沖地震調査報告]

震度分布図
[東北各地の震度]

震度5
大船渡、仙台、石巻、新庄、福島
震度4
秋田、八戸、宮古、盛岡、酒田、山形、白河、小名浜、若松
震度3
青森、むつ
震度1
深浦


震央 宮城県沖
北緯  38.2度
東経 142.2度
深さ  40km
マグニチュード 7.4