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 はじめに

 秋田地方気象台では、高層気象観測こうそうきしょうかんそくをしています。これは、ひと言でいえば空の観測です。

 観測器械を気球(大きな風船)につり下げて飛ばし、上空(空の高いところ)を調べています。
ちょうど、下のイラストのような感じです。

風船の絵 見上げるはれるん


 この高層気象観測は、天気予報のためにおこなっているのですが・・・。以前、気象台に見学にいらした方から、『じゃあ、秋田上空の観測が終わったら、すぐに秋田県の天気予報が分かるんですね?』と聞かれました。でも、残念ですがこれはちょっと難しいのです・・・。

 たしかに高層気象観測により、秋田県の上空のようすはある程度わかります。しかし空気(大気)は常に移動しています。このため、秋田県の近くだけではなく、もっと広い範囲の空のようすも知らないとダメなのです。「頭の上」だけがわかっても天気を予想することは困難、ということになります。

 とはいえ、秋田県上空を観測したデータも、天気予報を作るうえで重要なことに変わりはありません。

 なぜ?どうして?

 高層気象観測(空の観測)は、天気予報のためにおこなっています。でも、それはどのように天気予報に役立つのでしょうか?





 右のような、天気図を見たことがあるでしょうか。天気予報の解説などでよく使われていますね。この天気図には、主に地面や海面の高さの気圧(空気の圧力)の様子が描かれています。

 しかし実際の天気では、雨や雪は空高くから降ってきます。地面の近くだけを見ていたのでは、雨や雪などを正しく予想することが出来ません。このため雨や雪が降ってくる、空高いところの様子も知る必要があります。

 高層気象観測(空の観測)は、この空高いところの様子を知るためにおこなっています。具体的には、温度や気圧などを測っています。

 気象庁では、高層気象観測で得られた上空の温度や、そのほかにも様々な種類の観測データを集めて計算や加工をします。それらを元にして、やっとひとつの天気予報ができる、という仕組みになっています。

予報作成のながれ
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予報作成のながれ
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予報作成のながれ

 なお、高層気象観測で得られたデータは天気予報のほか、地球の長期的な気候の解析、航空機の安全運航のためにも使われています。


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高層気象観測(概要版)

※詳細版はこちら

  1. 高層気象観測について

  2. 観測する場所とその仕組み

  3. 観測する器械

  4. 観測の流れ

  5. 落下ゾンデを見つけたら