秋田地方気象台です

ホーム > 各種ご案内 > 業務概要 > 高層気象観測

前へ 4.観測の流れ 次へ
 気球のひとり旅

 高層気象観測のためにあげた(飛揚した)気球はどこまで飛んでいくのでしょうか?

 気圧、気温、湿度、風向、風速の観測をしながら、上空30~35kmぐらいまで上がります。上昇中や落ちるときに風に流されて遠くまで運ばれますが、その距離は、季節やその日の風の強さによって違います。

 一般的に、冬の上空は西風が強く吹いているので、気球は東の方に遠くまで飛んでいきます。岩手県や、時には太平洋のほうまで飛んでいくことがあります。逆に夏は、上空の風が弱く、それほど遠くまでは飛んでいかないことが多いようです。

 風にのって

 気球は、上昇しながら風に乗って移動します。

 上昇、つまり縦方向には、だいたい1分間で350mほど上がります。これは、時速に直すと20キロ前後です。自転車をかなり頑張ってこぐくらいの速さでしょうか。

 移動、つまり横方向は、そのときの風の強さによるためさまざまです。しかし、はるか上空では、時速300キロ以上もの強い風が吹いている時があります。この風に乗ると気球も、ものすごいスピードで飛んでいくことになります。

新幹線並みのスピード?
 役目を終えて

 空高く上がるほど、気球はどんどんふくらんでいきます。これは、気圧が下がるためで、必ずふくらむことになっています。そして、大きくふくらみすぎて、気球がたえられなくなると、ついには割れてしまいます。気球が割れると、もう上昇はしません。

 ※  この時点で、観測が終了となります。
 つまり、気球が上昇しているときだけ、気温などを測っているということになります。

 その後、観測器械(ラジオゾンデ)は、あらかじめ結んでおいたパラシュートで、ゆっくりと落ちてきます。これは、建物にぶつかってこわしたり、人がけがをしないようにするためです。

 なお、割れる直前の気球の大きさは、直径8メートルほどにもなるそうです。

破裂直前の気球 割れる直前の気球の大きさは…?
身長160センチの人なら、
およそ人分です。
前へ 次へ
高層気象観測(概要版)

※詳細版はこちら

  1. 高層気象観測について

  2. 観測する場所とその仕組み

  3. 観測する器械

  4. 観測の流れ

  5. 落下ゾンデを見つけたら