小笠原の気候 ―東京と父島の気象の比較―

 小笠原諸島は亜熱帯に位置し温暖多湿な海洋性の気候です。父島は東京から南に約1,000kmの太平洋上にある面積約24k㎡(千代田区の約2倍)の海洋島です。

 東京と父島の気象を比較してみますと、気温は年較差(1年間で月平均の最高気温と最低気温の差)が父島は小さく東京は大きくなっています。このことは、冬期は父島が東京より約12℃高く大きな差がありますが、夏期は差が小さくなり8月は殆ど差がないことからもわかります。相対湿度は東京、父島ともに冬期は低く夏期は高い傾向ですが、年間を通して父島が約15%高く経過しており、夏期の父島の平均湿度は80%を越えることからむしむしとした暑い日が多くなります。年間降水量は、東京1,530mm、父島1,290mmであり、父島の降水量は5月、11月に多くなっています。これは、東京の梅雨期より約1ヶ月早く、秋雨期より約1ヶ月遅くなっています。年間日照時間は、東京1,880時間に対し父島は約10%多い2,040時間となっています。

 父島では年平均気温23.2℃、冬期間でも平均気温は18.8℃と温暖であることから亜熱帯特有の動植物が多く見られます。また、年間を通して海洋レジャーやマリンスポーツが盛んに行なわれています。但し、小笠原諸島には、毎年のように大きな被害をもたらす台風が接近することから、台風シーズンは十分な備えが必要です。気象庁発表の台風情報に注意願います。

気象グラフ