ヒカンザクラやリュウキュウコスミレなどの観測種目について標本を決め、開花と満開を観測しています。満開は、ヒカンザクラについてのみ観測しています。
(注)ツバキとリュウキュウコスミレの開花時期は、年をまたぎます。そのため最も早い開花時期は11月または12月、最も遅い開花時期は1月または2月になっています。
開花日を観測しています。 ツバキは一名ヤブツバキとも呼ばれ、暖帯の照葉樹林を代表するツバキ科の常緑高木です。 似ている品種のリンゴツバキは、ツバキの変種で南西諸島に分布しています。
開花日を観測しています。 リュウキュウコスミレは沖縄で最も普通に見られるスミレです。日当りのよい低地に自生しています。
開花と満開の観測をしています。 沖縄地方で一般的なヒカンザクラ(緋寒桜)を、本州のソメイヨシノの代わりとして観測します。 ヒカンザクラは、バラ科の落葉高木で、沖縄各地・九州以南に自生しています。
開花日を観測しています。 沖縄県の県花であるデイゴは、インド原産の落葉高木で、沖縄において最も代表的な初夏を告げる花です。高さは15mに達し、枝は太く 鋭い刺があり、葉は三出複葉で、枝先に赤色花の花柄を水平につけます。
開花日を観測しています。 沖縄各地・九州以南が原産で、一つの茎から数輪の白い花を傘状につけます。
開花日を観測しています。 サルスベリは中国南部原産の落葉高木で、幹が滑らかなためにこの名がつきました。 南西諸島には、これと似たシマサルスベリ・ヤクシマサルスベリがあります。
開花日を観測しています。 ヒガンバナはマンジュシャゲとも言われる多年草で、彼岸の頃に咲くためこの名がつけられたといわれています。 似た植物にナツズイセン・キツネノカミソリ・ショウキズイセンなどがあります。
開花日を観測しています。 ススキは、カヤとも呼ばれ全国の山野に普通に見られるイネ科の多年草で、古くから屋根を葺く材料や家畜の飼料に使われていきました。 ススキの変種であるハチジョウススキは、伊豆諸島や本州南岸から琉球列島にかけての海岸に分布します。
ウグイスなどの観測種目について初鳴と初見を観測しています。
初鳴日を観測します。初鳴日とは春にウグイスが「ホーホケキョ」と特徴ある声でさえずるのを初めて聞いた日です。 ウグイスは、ほぼ日本全土に分布し、低山帯から亜高山の笹薮などに生息します。雄はスズメほどの大きさで、背の色はいわゆる鶯色 で尾はスズメより長めです。雌は雄よりやや小さいです。
初見日を観測します。初見日とは、渡来した動物を初めて見た日を言います。 ツバメはフィリピンやマレー半島等の南の地域から春先に南西諸島や小笠原諸島を通過して、九州から北海道にかけて渡来し、各地の人家の軒先などで営巣します。
初鳴日を観測しています。 初鳴日とは秋に入るころ「キキキーッ」と鋭い声を発し(モズの高鳴き)、その高鳴きを初めて聞いた日です。