台長からのごあいさつ

福井地方気象台長からのごあいさつ

 福井地方気象台のホームページをご利用いただきありがとうございます。
 福井地方気象台長の木下 信好(きのした のぶよし)です。

 このたびの令和6年能登半島地震により亡くなられた方々に心からお悔やみを申し上げるとともに、被災された全ての方々にお見舞いを申し上げます。

 福井県は、県中央部にある木の芽峠・山中峠・栃ノ木峠を通る稜線を境に嶺北地方と嶺南地方に分けられ、それぞれ異なった地形を有し、越山若水(えつざんじゃくすい)と称される豊かな自然・景観に恵まれた地域です。こうした四季折々の変化に富んだ自然は、私たちに豊かな暮らしをもたらす一方で、豪雪や豪雨、地震など、これまで幾度となく災害を発生させています。
 過去の主な災害では、「平成16年7月福井豪雨」「平成30年2月の大雪」など大きな気象災害を経験し、最近では、令和4年8月4~5日の大雨により、県内で大きな災害が発生し嶺北地方と嶺南地方の交通も一時寸断されました。また、令和6年1月の能登半島地震では、県内で震度5強を観測し住家等被害が生じるなど、毎年のように自然災害に見舞われています。

 気象台では、このような災害から命を守るために防災気象情報を適時的確に発表しています。防災気象情報を利用する皆さまにとって、わかりやすい情報の提供に努めるとともに、市町や県、国などの関係機関、報道機関などの皆さまにもご協力をいただきながら、気象台が発表する防災気象情報を正しく理解・活用していただけるよう、取り組みを進めていきます。
 今後とも、「あなたの町の気象台」として地域に寄り添い、自然災害からの防災・減災、地域の皆様の安心・安全の確保に努めてまいります。引き続き、福井地方気象台をよろしくお願いいたします。

そめいよしのを背景に撮影
気象台構内のそめいよしのを背景に撮影

令和6年4月  福井地方気象台長 木下 信好

福井地方気象台長 木下 信好

 福井地方気象台長 木下信好のプロフィール  1965年(昭和40年)岐阜県多治見市出身。
 昭和61年に御前崎測候所に配属され、各気象官署で地上気象観測業務や予報業務に従事、岐阜地方気象台、名古屋地方気象台、気象庁で予報官を務め、福井地方気象台、静岡地方気象台、東京管区気象台にも勤務し、「東海豪雨」「平成27年9月関東・東北豪雨」などを経験しました。
 趣味は神社巡りで、天気の良い休日には御朱印を頂くため各地を旅しています。