気象台の仕事

地震と津波の監視

 我が国では、体に感じる地震は年間およそ千数百回発生しています。福岡管区気象台では九州・山口県の地震活動を24時間体制で監視しており、 九州・山口県周辺で地震が発生すると、防災機関が速やかに必要な初動体制をとることができるように、 各地の地震計のデータを直ちに解析し、震源と地震の規模(マグニチュード)を決め、地震の情報を発表します。 また、津波が予想されるときには九州・山口県の16予報区の沿岸に対し、津波警報・津波注意報を発表します。

2003年の1年間に九州付近で発生した地震の震央分布図を表示しています。2003年は、図の範囲内でおよそ3万個の地震が発生していますが、これらの地震のほとんどは、体に感じない規模の小さな地震です。
 上の図は、2003年の1年間に九州付近で発生した地震の場所を地図上に表示した図で、震央分布図といいます。 シンボルの大きさで地震の規模(マグニチュード)を、色と形で地震の深さを表しています。
 2003年は、図の範囲内でおよそ3万個の地震が発生しています。これらの地震のほとんどは、体に感じない規模の小さな地震です。


各種観測機器
 地震・津波を観測するのに欠かせない観測機器とその配置図などを紹介します。

地震観測機器
震度観測機器
津波観測機器


気象台が発表する情報
 気象台が発表する地震や津波に関する情報の概要を紹介します。

地震に関する情報
津波に関する情報

地震発生直後に発表される情報と震度情報の活用
地震発生直後に発表される情報と震度情報の活用事例です。震度3以上の地震が発生した場合は、地震発生後およそ2分で震度速報を発表します。また、津波の発生が予測される場合は、およそ3分後に津波予報および津波に関する情報を発表します。


参考:地震・津波に関する情報の概要

地震は予知できるの?
 地震の予知とは、地震の発生時期、場所、大きさ(マグニチュード)を地震発生前に精度よく予測することです。
 昔から大きな地震の後には、地震の前兆だったとされる現象が多く報告されていますが、確実に前兆と考えられる現象は少なく、また上にあげた3つの要素を精度よく予測する方法はほとんどありません。現在の地震学では、地震予知は研究段階のものと考えられています。
 その中で、東海地震は、その発生メカニズムや想定震源域がある程度判明していることから、現在日本で唯一、短期直前予知の可能性が高い地震とされています。このことから、地震を予知し、地震による被害を防止・軽減することを目的とした「大規模地震対策特別措置法」が昭和53年(1978年)に施行され、国全体で防災対策がとられています。