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福島県の活火山

[ 福島県内の活火山の紹介 ]

 日本には、111の活火山があります。 火山噴火予知連絡会では、概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山が活火山として選定されています。 気象庁では、これらの活火山のうち50の火山を常時観測火山として、地震計、GPS、空振計、傾斜計、遠望カメラなどにより24時間体制で監視しています。 東北地方には18の活火山があり、その内の12火山が常時観測火山となっています。
 福島県には吾妻山安達太良山磐梯山燧ヶ岳沼沢の5つの活火山があり、吾妻山、安達太良山、磐梯山が常時観測火山となっています。 他の火山についても、定期的または必要に応じて、現地で機動観測を実施し活動状況を把握しています。 異常な現象が観測された場合には、臨時的に観測機器を増設し監視の強化等を行います。 
 気象庁は、平成19年12月1日より、噴火災害軽減のため噴火警報および噴火予報の発表を開始しました。 噴火警報及び噴火予報は、全国の活火山を対象とし、火山毎に警戒を必要とする市町村を明示して発表します。
 噴火警戒レベルを運用している吾妻山、安達太良山、磐梯山では、 噴火警報及び噴火予報で噴火警戒レベルを発表します。
磐梯山    磐梯山(バンダイサン 1,816m)

 安山岩の成層火山。赤埴山・櫛ヶ峰・大磐梯・小磐梯の火山が現在の中心地域から噴出、 円すい形火山体の形成と崩壊とがくり返されて現在の山容がつくられました。 1888(明治21)年の水蒸気爆発により小磐梯の北側が崩壊し、 岩屑なだれで大被害を生じました(死者461名)。馬蹄形カルデラ壁、北麓の流れ山(泥流丘)、 桧原湖など大小の湖沼がこの活動でできた地形です。有史以降の噴火はすべて水蒸気噴火で、 カルデラ壁や山頂部には噴気孔が点在します。
 磐梯山の噴火警戒レベル表(PDF 633KB)
 磐梯山の情報(活動記録、観測点配置図、解説資料)
吾妻山 一切経山から浄土平、吾妻小富士を望む    吾妻山(アヅマヤマ 1,949m:標高は一切経山) 

 玄武岩~安山岩の多数の成層火山からなり、南北の2列に大別されます。南列より北列が新しく、 それぞれの列では西より東の方が新しく形成されました。北列の多くの火山は山頂火口をもち、 特に東部の一切経山付近には、五色沼・大穴・桶沼・吾妻小富士など多くの新しい火砕丘・火口があります。 有史以降の噴火は北側火口列の一切経山の爆発で、その南~東斜面には噴気地帯が広く分布しています。
 吾妻山の噴火警戒レベル表(PDF 600KB)
 吾妻山の情報(活動記録、観測点配置図、解説資料)
安達太良山 沼ノ平火口    安達太良山(アダタラヤマ 1,709m:標高は鉄山)

 玄武岩~安山岩の成層火山群で、東西9km南北14kmにわたり、北から箕輪山、鉄山・安達太良山(本峰)、 和尚山の3群に分けられます。主峰の安達太良本峰の山頂部には溶岩円頂丘や沼ノ平火口があります。 有史以降の噴火は水蒸気爆発です。明確な記録のある噴火活動は明治以後に限られ、1900(明治33)年の大爆発では、 沼ノ平火口にあった硫黄精錬所が吹き飛ばされ、死者72名を出しました。噴気地帯が多く存在します。
 安達太良山の噴火警戒レベル表(PDF 655KB)
 安達太良山の情報(活動記録、観測点配置図、解説資料)
燧ヶ岳    燧ヶ岳(ヒウチガタケ 2,356m) 

 安山岩の成層火山。ミノブチ岳、赤ナグレ岳、柴安嵓(シバヤスグラ)を外輪山として、 火口に溶岩円頂丘の俎嵓(マナイタグラ)があります。数万年前に噴火したと考えられていましたが、 火山灰や礫などが堆積した新しい地層が発見されました。調査により約500年前の水蒸気爆発によるものとわかり、 活火山に追加指定されました。尾瀬ヶ原、尾瀬沼は有史前の火山活動によって形成されました。
 東北地方の最高峰です。
 燧ヶ岳の情報(活動記録、解説資料)
沼沢湖    沼沢(ヌマザワ 835m:標高は前山)

 沼沢は、会津盆地の南西山地にある小型のカルデラ火山です。中央には沼沢湖カルデラがあり、 その周囲に惣山、前山の溶岩ドーム、火砕流台地が分布します。沼沢の形成は約11万年前のプリニー式噴火に始まり、 数万年間隔でプリニー式噴火とデイサイト溶岩ドームの形成を繰り返しています。 最後の噴火は約5千年前の沼沢湖火砕物の噴火で、この時に沼沢湖カルデラが形成されました。
 沼沢の情報(活動記録、解説資料)

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