岐阜、高山における気温に関するこれまでの変化

岐阜(岐阜市加納)と高山(高山市桐生町)における長期的な気温変化を、年平均気温ならびに猛暑日と冬日の年間日数で見てみましょう。

なお、それぞれの図では、青線で5年移動平均を示し、統計的に意味のある長期的な変化傾向がある場合はその傾向を赤線で示します。

※長期的な変化傾向の有無は、信頼度水準90%以上で統計的に有意かどうかで判断しています。

岐阜、高山における年平均気温

岐阜、高山ともに年平均気温は有意に上昇しており、岐阜は100年あたり約1.8℃、高山は100年あたり約1.5℃の割合で上昇しています。

岐阜市の100年前の年平均気温は約14℃で、現在の富山市とほぼ同じ気温でした。別の視点から見ると、この100年間で岐阜市が南に約150km移動したことに相当します。

なお、日本の年平均気温※は100年あたり約1.2℃上昇しているのに対し、岐阜と高山はともにやや大きな上昇となっています。岐阜と高山における気温上昇は、「温暖化」の影響だけでなく「都市化」の影響も含まれている可能性があります。

岐阜市では21世紀末には年平均気温は現在に比べて約4℃上昇すると予想され、種子島(鹿児島県)と同程度になると考えられます。

※日本の年平均気温:長期間にわたって観測を継続している観測所のうち、都市化による影響が比較的小さい15地点(網走、根室、寿都、山形、石巻、伏木、飯田、銚子、境、浜田、彦根、宮崎、多度津、名瀬、石垣島)の年平均気温を平均して求めた気温

岐阜、高山における日最高気温35℃以上(猛暑日)の年間日数

岐阜、高山ともに猛暑日日数は有意に増加しています。特に高山は、観測開始から1980年代までは、平均すると3年に1度程度現れる頻度でしたが、1990年以降は猛暑日の発現が頻繁となっています。

岐阜市では21世紀末には猛暑日が現在より40日以上増加すると予想されます。

岐阜、高山における日最低気温0℃未満(冬日)の年間日数

岐阜、高山ともに冬日日数は有意に減少しています。特に岐阜は1990年以降に30日以下の年も見られます。

世界と日本の気温・降水量の長期変化傾向はこちらから

岐阜県における地球温暖化の現状と将来予測」のページに戻る