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上ノ国沿岸波浪計

沿岸で波による被害を少なくしたり海難を防ぐため、波の高さや周期を知ることが大切です。このため、気象庁では檜山郡上ノ国町にレーダー式沿岸波浪計を設置し、渡島・檜山地方の沿岸防災などのために活用しています。気象庁では上ノ国を含め全国には沿岸波浪計を6か所設置しています。

観測システムの概要

レーダー式沿岸波浪計は、海岸から電波(マイクロ波)を海面に向けて発射し、海面の波の動きに応じて変調された反射波(ドップラー効果による)を測定することにより、波のエネルギー成分を求めています。 観測システムは、図1に示します。送受波装置は、できるだけ沿岸地形の影響を受けない沖の波浪を観測するために、海岸の見通しの良い高台に設置しています。送受波装置では、水平方向30度毎に6方向を向いたアンテナから順番に電波を発射して、アンテナの方向ごとに波の近づく成分と遠ざかる成分を測定します。1方向の測定は約2分間で、15分間に6方向を走査し、これを3回繰り返した結果を平均処理して波浪の観測値としています。 観測データは気象庁本庁に伝送されます。気象庁本庁では、レーダーの運用状況を把握するほか、遠隔操作により観測を制御することができます。 なお、レーダー式沿岸波浪計は、風によって出来る海面の小さな波による反射波を観測しているため、海上の風が弱い場合は、観測値の信頼性が下がり欠測とすることがあります。

レーダー式沿岸波浪計観測システム概要図

図1.レーダー式沿岸波浪計観測システム概要図

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