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滋賀県の気候

地勢

滋賀県は、日本列島のほぼ中央部に位置し、周囲に1,000m前後の山脈が連なり、中央部には日本最大の琵琶湖を擁する大きな盆地です。

南は伊勢湾、北は若狭湾によって本州で一番狭くなった所に位置し、大阪湾から若狭湾に至る低地帯の一部であり、それぞれの湾から入る気流の通路となっています。

このような地形の影響を受けて、各地の天候にはかなり相違があります。

気候区分によると、滋賀県は日本海気候区、東海気候区及び瀬戸内海気候区が重なり合う地域となっており、準海洋性の気候を示す温和なところです。

四季

春(3~5月)

3月、気温が上がり始めると、北部の多雪地帯ではなだれの危険があり、融雪による洪水にも注意が必要です。

平均気温が10℃前後になると桜の開花(平年は4月2日)が始まります。

この時期は低気圧や移動性高気圧が交互に通り、天気は周期的に変化します。低気圧の通過前には南風が強まり気温が上昇し、通過後は北風が強まり気温が低下します。このような寒暖を繰り返しながら、春から夏に向けて次第に気温が上昇します。

四国沖で急速に発達して日本の南岸を東進する低気圧 (南岸低気圧)や、日本海を発達しながら北東に進む低気圧の影響で強い風が吹くことがあります。

一方、暖かく乾燥した"揚子江気団"(移動性高気圧)に覆われると、日射も強まり、気温が上昇して空気が乾燥しやすくなり、夜間は放射冷却により地表面の気温が下がることがあり、農作物に凍霜害が発生するのもこの時期です。

春から夏への季節の変わり目には、梅雨と呼ばれる特徴的な時期があります。

夏(6~8月)

6月になると、彦根でホタルが初めて見られるようになります(平年は6月3日)。

この時期、次第に太平洋高気圧が日本の南海上に張り出してくると、日本の南岸沿いに前線(梅雨前線)が停滞するようになり、この前線上を2~3日おきに低気圧が東進して雨が続くことがあります。近畿地方では平年の梅雨入りが6月7日ごろです。

梅雨の前半は、曇りや雨の日が多くなり、日照時間が少なく気温の上昇も抑えられて、日照不足(冷害)、長雨などによる農作物等への影響も出ます。

梅雨の後半になると前線が北上し湿った暖かい空気が流入するため雨が降りやすくなり、特に前線が停滞するような場合は、集中豪雨となることもあります。一年で最も雨量が多くなるのがこの時期です。近畿地方の平年の梅雨明けは7月21日ごろです。

太平洋高気圧に広くおおわれて梅雨が明けると、気温が高く日照時間も多くなり本格的な夏となりますが、日中の昇温の影響や上空に寒気が侵入してくる場合には、雷雲が発達することも多いため、 局地的な大雨(急な強い雨)、 落雷(ひょう)、 突風などに注意が必要な時期でもあります。

1年のうちで最高気温は7月末から8月に現れます。

夏から秋にかけては、南海上から北上してくる台風により日本付近の天気が大きく影響を受けます。

秋(9月~11月)

秋は、低気圧や移動性高気圧が交互に通過していきます。低気圧の通過前には南風が強まり気温が上昇し、通過後は北風が強まり気温が低下します。

梅雨前線と同様な前線は初秋にも現れ、大陸に形成された高気圧と太平洋高気圧 との間に前線(秋雨前線)が停滞すると雨の日が多くなります。特に、前線が南下する場合には大雨となり、局地的な短時間強雨などに注意が必要です。

太平洋高気圧の縁に沿って移動する台風はこの時期に日本に上陸しやすくなります。 さらに、台風が接近する際に吹き込む暖かく湿った気流によって活発化した秋雨前線が大雨を降らせることもあります。

滋賀県の北部に特徴的な天気のひとつに時雨があります。時雨は晩秋から初冬に多い現象ですが、10月にも起る事があります。

10月中頃になると大陸の乾燥した高気圧が次第に勢力を増し、日本付近に停滞していた秋雨前線が消えて秋雨の時期は終わります。

10月末から11月にかけては、勢力の強い移動性高気圧におおわれるようになり、秋晴れの日が多くなります。

11月中旬になると寒気の通過に伴って高い山では雪が降り、初冠雪(伊吹山では平年11月16日)が観測され、イロハカエデの紅葉(平年で11月25日)が始まります。

冬(12月~2月)

12月になり、シベリア高気圧が優勢になって、西高東低の冬型の気圧配置になると、平地でも初雪(平年は12月13日)が観測され、北部は日本海側、南部は太平洋側に類似した天気になります。

季節風による雪が降り始める頃、いわゆる"雪おこし"の雷が日本海側ではよく発生し、滋賀県でも北部では寒気の強いときに発雷します。

滋賀県で最も雪の降りやすい地域は北部山間部、次いで西部・東部の山間部です。これらの地域では、かなりの積雪があるところに新たに雪が積もると、なだれが発生することもあります。

一方、南部の平野部ではあまり雪は降りませんが、春先に日本の南岸を低気圧が通過する場合には大雪になることもあります。

1年のうちで最低気温は1月または2月に現れます。

日本海で低気圧が発達して「春一番」が吹くと、やがて本格的な春を迎えます。


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