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広島県の地勢と気象

 広島県は、北は中国山地が連なって脊梁山地を形成しています。南は、瀬戸内海に面して所々で平野を作っています。また、東部は、芦田川が 福山平野を形成し、西部は、太田川が広島湾に流入して広島平野を作っています。
 県中央部には、中国地方最長の江の川が流れています。霧で 有名な三次盆地も県中央部に位置します。これらの山地や河川の流域・盆地・台地・瀬戸内海は広島県の気候に大きく影響しています。

 春(3月~5月) 

春の風景

 春は一年中で最も気温の寒暖の差が大きく、天気変化の激しい季節で、春の初めには冬の名残りの寒い季節風が吹くときもありますが次第に気温が上がり始めます。
 3月から4月にかけては、空気が非常に乾燥する時期となり、山火事など火災の発生する事が多くなります。年間の最小湿度が 現れるのもこの季節です。
 空を黄色に染める黄砂の見られるのもこの季節です。中国大陸北部の黄土地帯で空高く巻き上げられた細かな砂が西風に 乗って日本まで運ばれてくる現象です。
 4月から5月にかけては、移動性高気圧に覆われることが多くなり、地面付近の空気が放射冷却現象により 熱を奪われる時、気温が下がり霜の降りることがあります。この頃は農作物の発芽期にあたるため、晩霜害の被害が発生しやすい時期でもあります。
 春から夏の移り変わりの時期には、日本の南海上に前線が停滞し天気のぐずつくこともあります。このように、天気の変化が大きかったり、また周期的に 変化するのもこの季節です。


 夏(6月~8月) 

 夏の初め(6月)には、梅雨と呼ばれ日本の気候の中で大きな特徴を持っている雨の多い時期があります。
 梅雨期の気象の特徴は、初めは 梅雨前線が日本の南海上に停滞し、前線上を低気圧が次々と進んで来ては天気を崩しますが、大きな崩れはありません。しかし前線が太平洋高気圧の 強まりと共に除々に北上すると、次第に曇りや雨の天気が続くようになります。梅雨後半には太平洋高気圧が強くなり、前線が西日本付近や日本海南部に 停滞することが多くなり、前線の活動が活発となって大雨の降ることが度々あります。広島県での記録的な豪雨も、この時期に起こっています。 
夏の風景太平洋高気圧の勢力が強くなり、梅雨前線が日本海北部まで上がると梅雨明けとなります。気温が上昇し、晴天が続くようになります。
  太平洋高気圧の勢力が強いと毎日暑い晴天が続きます。内陸部では日射が強いため、雷雲が多く発生し夕立が発生します。海岸部では海から吹く風が 心地よくなる季節でもあります。
 しかし、盛夏期の瀬戸内沿岸においては海風から陸風に交替する夕方から夜にかけて一時的な無風状態になります。 そのため耐え難い暑さになるというその名も有名な「瀬戸の夕なぎ」という特異な現象もあります。
 また、この時期は台風の発生が次第に多くなり、 時にはかなり接近したり上陸したりします。

夏の風景

 秋(9月~11月) 

秋の風景

 太平洋高気圧の勢力は依然として強く、9月中頃でも暑い状態(残暑)が続くことがあります
 9月の中頃から10月にかけ日本の南岸に前線が 停滞をすることがあります。これを「秋霖」と言い天気はぐずつきます。
 大型の台風が西日本に接近するのもこの季節です。この頃の台風は日本に 大被害をもたらしたものが数多くあります。これは太平洋高気圧の縁に沿って台風が移動することによるものです。前線が西日本付近にあり、台風が北上接近秋の風景 すると前線の活動が活発となり、大雨を降らすときがあります。日降水量が100ミリ以上の大雨はそのほとんどが台風や前線が関係しています。10月から 11月になると天気は次第に安定してきます。移動性高気圧に覆われ晴天が続きます。しかし気温は除々に下がり、山間部で霜が降りるようになります。
 また、夏から秋にかけては、大型の台風が接近したり上陸したりして被害の発生することがあります。
広島県では平成3年9月27日に台風第19号により、 暴風・高潮・塩害による大きな被害を受けました。


 冬(12月~2月) 

 冬型の気圧配置の時には、北西の季節風が日本海から多量の水蒸気を含んで中国山地に達するため、中国山地沿いや県西部の山間部を中心に雪の降る日が 多くなります。山間部では、積雪が1メートル以上になることが多く昭和38年1月の豪雪では八幡で3メートル50センチに達しました。
 また、 冬の天気としては、中国山地沿いでは、日本海側の気候に近く、しぐれがちの天気が続き、北西の季節風は3日間程連続して強く吹き、その後3~4日間の風の 弱い日があります。一方で瀬戸内側では、雪が少なく太平洋側で見られるような冬でも晴天の天気となることが多くあります。
 また、冬季に高気圧に 覆われ穏やかな晴天の日には、放射冷却現象により朝の気温が急に下がり、冷え込みが厳しい日となることがあります。

冬の風景

平年値から見た広島県

年平均気温 年間降水量
広島県の年平均気温 広島県の年間降水量
 平年の気温は広島市・呉市で高く16℃です。沿岸部も15℃程度の気温です。一方、県北部は気温の低い地域で特に北東部は沿岸部より約5℃低くなっています。  県内で年間降水量が多いのは県北西部の八幡で2346.3mmです。沿岸部は降水量は少なく、特に県南東部では1200mm未満と八幡の約半分となっています。

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