私達は晴れの日も雨の日も、毎日空を見上げ、雲の種類、雲の高さ、雲の動きを観測しています。
雲の種類分けは気象庁で定められていますが、時々、雲の形が動物に見えたり、恋人の横顔にも見えることがあります。
また、観測施設の点検にでかけた時など、突然珍しい生き物に遭遇したり、これまで気付かなかった景色に感動することもあります。
 このベストショットコーナーでは、日頃の仕事の中で出合った珍しい雲、ユニークな雲、珍しい草花や生き物の写真を皆さんに紹介します。


夏 至

夏至
(2009年6月20日)
夏至
(2009年6月20日)

夏至 その1
(2010年6月21日12時26分)
夏至 その2
(2010年6月21日12時38分)
夏至 その3
(2010年6月21日12時45分)
夏至 その4
(2010年6月21日12時47分)
夏至 その5
(2010年6月21日13時17分)


   石垣島は北回帰線から1度弱しか北に離れていないので、夏至の日の太陽南中高度は89度になります。よって、南中時の日影はほぼ真下になります。
   2009年の夏至は6月21日でしたが、この日は薄曇りで影が薄かったため、前日(20日)の写真を掲載します。
南中高度は、20日と21日とで殆ど変わりません(南中高度の差は、角度にしてたった18秒)。
2010年の夏至の日の南中時刻は12時45分でした。

(写真提供 金子 郁雄(2009年)、石垣島地方気象台(2010年))



日 食

日食 その1 (欠け始め)
(16時50分)
日食 その2
(17時18分)
日食 その3
(17時40分)
日食 その4
(18時05分)


   平成22年1月15日夕方、石垣島でも部分日食が観察されました。石垣島天文台によると八重山諸島では約6割が欠けたそうです。
平成21年7月22日の日食は約1℃の気温低下が観測されましたが、今回は日食による顕著な気温低下は観測されませんでした。
   (写真によって明るさが違うのは、撮影の条件が異なるためです)

(石垣島地方気象台技術課  撮影)





風の根

   積乱雲の向こうに太陽が沈もうとしているところです。 八重山ではこの現象を風根(カザニ)と呼んでいました。 南風日記のこちらに解説があります。

(平成21年7月13日16時撮影)
 (石垣島地方気象台技術課)





幻日 その1 幻日 その2
 上層雲の中に輝いているのは太陽ではなく、「幻日」と呼ばれる光学現象です。
太陽は左側にあります。幻日は巻雲や巻層雲の上層雲があり、太陽の高度が60度以下で見ることができます。

(写真提供:内田 祥一)






石垣島地方気象台と虹 二重の虹
台風第6号による高波 飛行機から望む玉取崎、伊原間
虹を見たけりゃ八重山へ

 虹は太陽光が雨粒に反射して見えることは誰でもご存知ですね。ということは、虹が出るときは雨粒と太陽が空に同居していなければなりません。こういう条件は、いわゆる「天気雨」とか「通り雨」が昼間によく出現するところで虹が出やすいということになります。こうした条件に八重山地方は
ピッタシです。それと、「空がよく見えること=高い建物が密集していないこと」という条件もクリアーされてますよ(写真上左は夕方の虹、上右は朝方の虹です)。
 ちなみに、太陽と雨粒と目の成す角度は必ず42度(副虹と呼ばれるものは52度で色の配置が逆になります)になります。
 また、八重山地方は石垣島から西表島まで大規模な珊瑚礁で囲まれています。特に、石垣島の北東・玉取崎から見えるリーフは日本一の景観だといわれています。このリーフが自然の防波堤となって海岸はいつも波静かなことが多いのですが、台風が近づきリーフに大波が打ち寄せると、「海鳴り」の音が遠く家の中まで聞こえてきます(写真左下はサザンゲートブリッジからの撮影でゴーーーという海鳴りが聞こえてました)。
 写真右下は積雲の合間から見える暮れなずむ玉取崎の空撮です。細いくびれた部分は船を担いでもわたれるという伊原間(いばるま)の船越(ふなこし)というところです。那覇からの航空機はこのように島に沿って進入しますが、新しい空港は同じ経路上の10キロ手前にできる予定ですので、窓からの玉取崎はもっと近くに見えることになるでしょうね。

(写真提供:土田 信一)





石垣島の自然

石垣島の最高峰、於茂登岳(標高約540m)に建つ石垣島レーダー観測施設とその背後に広がる八重の山並みです。 私たちは、月に一度、レーダーの点検で於茂登岳に登ります。たまに、会いたくない毒蛇にも遭遇することがあります。 このヘビの名称は、「イワサキワモンベニヘビ」で、赤と黒しま模様のきれいなコブラ科の毒ヘビですが、捕まえてもかまず、 とがった尾を押しつけておどすのみです。体長は最大でも60cm程度の小さなヘビです。                                                   
(レーダー施設写真提供:神谷 吉隆)
(ヘビの写真提供:堀川 英春)





ブロッケン現象

【ブロッケン現象】
 山頂でその下の雲や霧に自分の影を映すと、頭のまわりに色のついた輪が見えることがある、これをブロッケン現象という。飛行機で雲海の上を飛んでいる時に、飛行機の影のまわりに色のついた光の輪が見えることがある。これも同じ現象である(今回紹介した写真がこれに当たる)。これらは雲や霧の水滴による光の回折でおこるもので、光の輪の視半径は光の波長と水滴の大きさに関係する。
 この現象は、ドイツのハルツ山脈最高峰のブロッケン山(1,142m)でよく見られるのでブロッケンの妖怪とも呼ばれている。
(参考:気象の辞典 平凡社)
宮古島上空付近で撮影 石垣空港へ向かう機体が高度を下げ始めた時に撮影

                                                    (写真提供:澤田 可洋)

 今回紹介する写真は、搭乗している飛行機の窓からまれに見ることが出来るブロッケン現象です。撮影した当日は、早朝便で那覇空港から石垣空港へ向かう途中、機体が水平飛行に移った頃に雲の上に虹色の配列をし、ぼんやりとしたリングが見えました。その後、宮古島上空付近で広がった層雲の上に明瞭な二重のリングとして現れました(左上の写真)。石垣空港へ向け若干高度を下げ始め、雲が広がった時点でリングの中に搭乗している機体の影が見えてきた。(右上の写真)
 このページをご覧になっている皆様も、飛行機で旅行・出張へ出かけることもあるかと思います。飛行機の機内から今一度外の景色を眺めてみてみてはいかがでしょうか。面白い気象現象に遭遇できるかもしれません。






二重の虹 二重の虹のうち、上部の虹が消え、下の虹のみ残った。

 平成15年9月3日18時頃に気象台で撮影したものです。この日の天気は、晴ですが時々雨がふる不安定な天気でした。
 「二重の虹が出ているぞ」との、観測員の連絡に思わずデジカメを持って外へ飛び出したのですが、少しタイミングが遅かったようです。残念!!
                                                        (写真提供:桑江 康公)  






手前が新測風塔、奥が旧測風塔 気象台の北東側 気象台の北西側(夜景)

石垣島地方気象台の西側道路の拡張工事に伴い、旧測風塔の移転が必要となり、新しい測風塔が気象台敷地内の東側に建設されました。
平成15年8月29日から運用されています。測風塔の高さは、地上高27.1m、風向風速計、全天日射計が設置されています。
 測風塔からみた市街地の写真をお楽しみください。






  下地島空港で撮影された竜巻です。写真中央に渦を巻いた尻尾のような雲が確認できます。
  沖縄県は、世界でも最も竜巻の発生頻度の多い地域であるとの調査結果があります。アメリカ合衆国で時々見られるような、
  自動車を100m以上も吹き飛ばす想像を絶する大きな竜巻の発生は沖縄では見られませんが、写真のような小さな竜巻は
  年間に5〜6個程度発生しています。
  竜巻は、台風と共に沖縄を代表する気象現象の一つになっています。  (写真提供:前泊 康夫)






太 陽 柱

平成15年4月26日18時29分〜18時54分の間に撮影           平成14年4月13日18時45分〜18時50分の間に撮影
                        久米島アーラ浜にて                                   久米島ミーフガーにて
                                                       (写真提供:慶世村 清記)

  太陽柱は、朝や夕方の太陽高度が低い時、太陽からの光線が平板状の氷の結晶によって反射され、上方に屈折して現われる。
  つまり、雲粒が氷の結晶でできている上層の薄い巻層雲でまれに見られる現象です。
  太陽柱は神秘的な気象光学現象の一つとして、いにしえの人に国の宗教を変えてしまうほどの感銘を与えたといわれています。






  ヨナグニサン(ヤママコガ科)
  世界最大の蛾としてよく知られ、与那国島で初めて採れたので、その名がつけられました。
  この写真の蛾は、道路脇で死んでいたものだそうです。
  両羽の先端部分をよく見てください。「へび」の顔にみえませんか。へびの擬態で敵から身を守って
  いたのでしょうか。

 西表島特別地域気象観測所                               測風柱からみた景色

 左の写真は、西表島の祖納から西表島ウナリ崎へ移転した西表島特別地域気象観測です。平成15年3月12日から運用しています。観測種目は、風向・風速、気圧、降水量、気温、視程、日照時間の気象要素です。
 右の写真は、測風柱からみた観測所の南方面の景色です。旧観測所では山による地形効果で風向・風速が影響をうけましたが、新観測所では、地形効果による風向・風速の影響はなく、今後、新観測所の観測値は防災情報に有効に活かされます。






2003年1月6日10時頃に久米島空港出張所で撮影された写真です。
発達した積雲の下に虹が出ていました。また、当日は視程内降水が観測されました。
                               (写真提供:慶世村 清記)  






漏斗状の雲(写真の中央あたりにみえます)            乳房雲(にゅうぼううん)
 平成14年12月6日に撮影                     平成15年1月6日の朝に撮影

左の写真は漏斗状(ろうとじょう)の雲です。漏斗状の雲が次第に発達して地上付近まで伸びてくると竜巻になります。
竜巻が発生するには、その親雲となる発達した積乱雲(スーパーセルとも呼ぶ)が必要ですが、周りの黒々したものが積乱雲と推定されます。
右の写真は乳房雲(にゅうぼううん)です。乳房雲は雲低がたれ下がってこぶ状となり、乳房のように見える特殊な雲です。比較的厚い雲の底に下降気流や渦流が発生したときに現れます。この日は層積雲の下に現われました。6日の八重山地方は、ちょうど気圧の谷場にあたり、昼過ぎまでぐずついた天気となりました。






11月26日(火)、小浜島にある竹富町が管理する気象観測所の環境調査に行った時、大岳(ウフダケ 標高約100m)から撮った写真です。小浜島の代表的な民謡「小浜節」に、「大岳に登って周りの景色をみると、なんと美しいことよ」と歌った一節がありますが、大岳から西表島方面を見た景色のことではないかと、ふと思いました。積雲が青空にふわふわと気持ちよさそうに浮かんでいました。
 左の写真は、大岳に登ると途中に二輪だけ咲いていたツツジの花です。 (写真提供:長嶺・栽)






去年の8月に面白い雲があったので撮影しました。
帽子を被った男の人が笛を吹いているように見えます。
雲はAc:3の型で、雲の上にある太陽の影が幻想的な雰囲気をかもしだしていました。
当日は広島原爆記念の日であり、ただならぬものを感じました。
                       (写真提供:渡口 治)






9月14日に撮影しました。「彩雲」らしきものです。ちょうど時を同じくして「かさ」
も出ていました。  
                             (写真提供:花宮 義和)





ナナホシキンカメムシ ナナホシキンカメムシ
ナナホシキンカメムシです。
体色が光の具合で金色や青緑に変化し、非常にきれいです。(写真提供:堀川 英春)

カンムリワシ
カンムリワシです。
体色が白っぽいので、おそらく幼鳥だと思います。
田んぼの傍の電柱にいるところを撮影しました。
獲物でも狙っているのでしょうか。
                      (写真提供:堀川 英春)




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