与那国島は日本最西端の島、または海底遺跡の島としてよく知られています。与那国島の気候は、石垣島と同様、亜熱帯海洋性気候(あねったいかいようせいきこう)に属します。しかし、更に細かく気候の特徴を調べてみると、与那国島と石垣島では気候の特性にいくつかの違いがあることがわかります。なぜ、ことなった特徴が生まれたのでしょうか。その原因はまだはっきりとは分かっていませんが、与那国島の西約150kmにある、3000m級の山が南北に連なる台湾山脈や、近海を流れる黒潮(暖かい海流)の影響を受け、同じ八重山地方の中の石垣島とは異なった気候の特徴が生まれたと考えられています。
さあ!!読者の皆さん、与那国島と石垣島の気候の特性の違いを見てみましょう。
(20秒ごとに四季の天気図に切り替わります)
八重山地方は亜熱帯海洋性気候(あねったいかいようせいきこう)に属し、四季の変化はあまりはっきりしません。しかし、夏と冬の季節風の交替ははっきりしており、夏は、太平洋高気圧(海で生まれたあたたかく湿った空気のかたまり)におおわれ、南よりの風が吹き、晴れて蒸し暑い日が多くなります。また、冬は、大陸高気圧(シベリア付近で生まれた冷たく乾いた空気のかたまり)が張り出してきて北東の季節風が吹き出し、小雨まじりの肌寒い天気が多くなります。
春と秋は、大陸高気圧と太平洋高気圧の影響を交互に受ける事が多くなり、お互いに性質の異なる大陸の空気と海洋の空気のぶつかるところに、梅雨前線や秋雨前線が現れるようになります。また、八重山地方は石垣島や竹富町の各離島を含む石垣島地方と与那国島地方に分けられ、それぞれの気候の特性にも違いが見られます。
石垣島に初めて訪れた人の第一声は、「暖かい」、「暑い、暑い、肌が焼けるような暑さだ」、「むしむしする暑さだ」といった声が一番多いそうです。また、中には「まわりの景色が明るく見える」、「まぶしい」といった声も聞かれます。このように、石垣島の気候はこの島を初めて訪れた人にとっては強烈な印象を与えるようです。さあ、実際に貴方の住んでいる所と石垣島の気候はどのように異なるのか、様々な気象要素(気温、風、雨など)の平年値で比較しながら見てみましょう。なお、平年値とは1971年から2000年までの30年間の平均値をとったもので気候の平均的な状態を現します。