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季節の言葉(季語)と天気のことわざ(天気俚諺てんきりげん

  古くから沖縄の人々は、季節感の乏しい気候の中で、10月上旬頃に北風にのって九州から飛んでくるサシバの渡りを「ミーニシ(新北風)にのってサシバがやってきた」と呼び、秋の入りを知りました。また、4月になってセンダンやデイゴ、野山の月桃やテッポウユリの花が満開になる季節を、うりずん(陽春)の季節とよびました。その他にも様々な季語や季節行事が沖縄にはあります。

季節の言葉(季語)

小満芒種(スーマンボース)

  ちょうど沖縄の梅雨期にあたり、雨が多くじめじめした季節をあらわしますが、大雨災害の起こりやすいこともいさめています。

夏至南風(カーチーベー)

  6月上旬から下旬の夏至の頃に吹き始める安定したやや強い南風は、宮古、石垣ではカーチーバイとよばれ、この風が吹き始めると、沖縄では本格的な夏がやってきます。

土用暑さ

  6、7月の最も暑い時期を示します。特に7月には太平洋高気圧の勢力が最も強く、夏風が弱くて厳しい暑さが続きます。

新北風(ミーニシ)

  10月頃に吹く北東の季節風をいいます。この風が吹き出すと沖縄は長い夏から解放され、本格的な秋の入りとなります。
    (関連:「ミーニシとサシバの渡り」)

10月夏小(ジュウグヮチナチグヮー)

  立冬(11月7日、旧暦の10月)の前後数日間、北東の季節風がやみ、時には穏やかな快晴となることがあります。また、その頃、沖縄では最高気温が30℃前後にまで上がることもあります。

冬至寒(トゥンジビーサ)

12月下旬の冬至の頃にやってくる本格的な寒波で、亜熱帯の島にも冬の到来を知らせます。

鬼餅寒(ムーチービーサー)

1月下旬から2月上旬頃(旧暦12月8日の鬼餅行事の頃)の強い寒波で、沖縄では最も寒い時期にあたり、年最低気温が観測されることが多いです。ちなみに、石垣島の最低気温の第1位は1918年2月19日に5.9℃、与那国島では1967年1月16日の7.7℃です。
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季節の行事

浜下り(ハマウリ)

  本来の意味は、旧暦の3月3日に各家庭でごちそうをお重に盛って浜に出かけ、悪いけがれを流し、健康を祈願することですが、現代では、家族連れで浜辺に出て潮干狩りをしながら、春の一日を楽しむ人々が多いです。

清明祭(シーミーサイ)

  最も天気が安定しさわやかな日が多い4月上旬頃、墓前に門中、一族がそろい、ごちそうを食べながら先祖を供養します。

ハーリー

  旧の5月4日に行われる漁師の祭りで、装飾されたサバニ(爬龍船(はりゅうせん))で競走し、航海安全と豊漁を祈ります。また、ハーリー鐘が鳴ると梅雨が明けるといわれています。

ムーチー

  旧の12月8日に、邪気払いのために家族、特に子供の健康を祈願して、月桃(げっとう)やビロウの葉で包んだ平たい餅を作り、棚や仏壇に供えます。

豊年祭

  今年の稲の収穫を祝い、来年の豊作を祈願する農業の祭りです。各部落の旗がしらが繰り出し、伝統芸能が披露されます。

十六日祭

  旧暦の1月16日と日が決まっており、その日は遠方にいる家族も先祖の墓前に集まり、互いの健康と幸せを祈ります。

トーカチ、カジマヤー

  88歳(トーカチ)、97歳(カジマヤー)を旧暦の8月8日、9月7日に地域で盛大に祝います。沖縄県は長寿県であり、年配者を敬う心がこのような行事を通して受け継がれています。
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八重山の天気のことわざ

冬の夜、天冴えると翌日雨

  天気の変わりやすい冬、異常な晴天は雨をもたらす強い上昇流を後ろに伴っている。

朝露が数日続いてやめば雨

  朝露は高気圧に覆われて放射冷却により発生するから、朝露が発生しなくなることは高気圧が東に去りじょう乱の接近を意味する。

夏至の季節風卓越すれば、その年大風なし

  梅雨明け後、南よりの風が吹き出すが、その風が非常に強く、しっかりしていると、強い台風がこない。

井戸の水高まるは大風の兆し

  台風接近による気圧の低下により水位が上がる。

干ばつ時にみみずが地面をうるおせば雨近し

  みみずは湿りに敏感。

山中にやぶ蚊やヒルが多く現うるるは雨

  蚊やヒルは湿りに敏感。

アリが道路の中程に巣を造れば干ばつの兆し

  雨の降らないときに、早く巣を造ろう!!と、アリさんは思っているのでしょうか?

海鳥が陸上に飛来するは大風(台風)の兆し

  台風の接近前に高波がやってくる。海鳥はエサとりが困難なので漁は中止して、陸に引き返すのでしょうか?
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