生物季節観測データ

生物季節観測とは

生物季節観測とは、植物の活動が季節によって変化する現象について行う観測です。目的は、生物に及ぼす気象の影響を知るとともに、その観測結果から季節の遅れ進みや、気候の違いなどの総合的な気象状況の推移を知ることにあります。 最近のデータは以下のとおりとなっています。
2019年以前のデータをご利用される場合は、過去の生物季節観測をご覧ください。

石垣島での生物季節観測データ

種目 観測開始 平年値 昨年まで
の最早値
(観測年)
昨年まで
の最晩値
(観測年)
2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
うめ 1986年  1月11日 12月16日
(1989年)
 2月10日
(1995年)
 1月 4日  1月 4日  1月24日  1月21日  1月17日
ひかんざくら(開花) 1953年  1月18日 12月19日
(1968年)
 2月20日
(1964年)
 1月29日  1月27日  1月27日  2月 3日  1月22日
ひかんざくら(満開) 1958年  2月10日  1月 8日
(1989年)
 3月 2日
(2016年)
 -月 -日  2月 8日  2月22日  -月 -日
すすき 1954年 10月 6日  6月26日
(1987年)
11月 5日
(2019年)
10月30日 11月 4日 10月31日 10月25日

観測を終了した種目については過去の観測結果(石垣島)をご覧ください。

石垣島での観測種目について

ウメヒカンサクラススキ
うめ
さくら(ひかんざくら)
すすき
 開花日を観測する。標本木に5~6輪の花が咲いた日を開花日とする。
  落葉高木で、細い枝が多く若枝は緑色で無毛、葉・葉柄にも少しばかり微毛がある。花はほとんど無柄で、花弁は通常白色の5弁、花径2.5cm程度である。
 12月から1月頃にかけて観測される。
 開花日と満開日を観測する。標本木に5~6輪の花が咲いた日を開花日とする。また、咲き揃ったときの約80%以上が咲いた状態となった日を満開日として観測する。
 ひかんざくらはかんひざくらとも呼ばれ、沖縄県から名瀬にかけてのそめいよしのの代替種目である。早春に径2cm程度の花が下向きに半開する。比較的濃い色で、暗紅紫色あるいは桃紅色の花が咲く。萼筒(がくとう)は円筒状鐘形で花弁と同色をしている。
 開花は1月上旬から2月上旬頃にかけて、満開は1月下旬から2月下旬頃にかけて観測される。
 開花日を観測する。開花日とは葉鞘(ようしょう)から抜き出た穂の数が、穂が出ると予想される全体の約20%に達したと推定される最初の日をいう。
 すすきはかやとも呼ばれ、全国の山野に普通にみられる多年草である。花は茎の先端に房状(頂生の散房)になって咲く。小穂(しょうすい)は茶黄色で長さ5~7mm、基毛は白色の他、淡い黄・紫・紅紫色など、株によって微妙に異なる。
 9月から10月頃にかけて観測される。

ご利用される方へ

  1. 平年値の統計期間は1991~2020年
  2. 最早値:1953年以降で最も早く観測された日
  3. 最晩値:1953年以降で最も遅く観測された日
  4. 「<」は観測した年が前年であることを示しています。「–月–日」はその年に現象が観測されなかったことを示しています。