金沢地方気象台

観測等
地上気象観測

気象台の観測

金沢地方気象台では、気温・湿度・気圧・降水量・日照時間・風向・風速・積雪の深さ・天気・視程・雲の状態などを観測しています。

天気・視程・雲の状態や大気現象などは、人が実際に目で観て観測しています。

それ以外の気温などの要素はそれぞれ温度計などから構成している地上気象観測装置で自動的に常時観測していて、気象台の敷地内にある「露場(ろじょう)」(写真:上)と呼ばれる広い芝生に設置してあります。

これらの観測結果を天気予報作成などに役立てるために、毎日決められた時刻(金沢では1日7回(24時を除く3時間毎、03時、06時、09時、12時、15時、18時、21時))に日本国内や世界に発信します。
 また、長年の気象の変化を調べるために、毎日「地上気象観測原簿」を作成し、観測結果をまとめています。

 人による観測

  <雲の観測>

一日7回の定時観測時間に、雲については下記の4つの項目について観測します。
全雲量 全ての雲によっておおわれている部分の全天空に対する割合です。雲量は0から10までの整数で表します。
雲形別の雲量 ある雲形の雲だけで占める部分の全天空に対する割合です。
雲 形 雲の高さによっておおむね上層雲(巻雲、巻積雲、巻層雲の3種類)、中層雲(高積雲、高層雲、乱層雲の3種類)、下層雲(層積雲、層雲、積雲、積乱雲の4種類)に分けられます。
雲の向き 雲片または雲塊の進行してくる方向をいい、8方位に分けて雲形別に観測します。

 

代表的な雲
上層雲(巻雲と巻積雲)
上層雲(巻雲と巻積雲)
中層雲(高積雲)
中層雲(高積雲)
下層雲(積雲)
下層雲(積雲)

          

快晴?晴れ?くもり?
快晴・晴れ・くもりの天気は雲の量で違います。
天気
快晴
晴れ
くもり
全雲量 10


  <大気現象の観測>

大気水象 雨、雪、ひょう、たつ巻など、水滴または氷粒が大気中を落下したり、浮遊したり、地表から風によって吹き上げられたり、地面または地物に付着している現象。
大気じん象 黄砂、煙霧など、水滴または氷粒をほとんど含まない主として固体の粒が、大気中に浮遊していたり地面から風によって吹き上げられたりしている現象。
大気光象 彩雲、虹など、太陽または月の光の反射、屈折、回折、干渉によって生じる光学現象。
大気電気象 雷電、電光、雷鳴は、大気中の電気現象のうち、目視または聴音により、観測される現象。

 

大気現象の例
虹
雷

   

  <視程の観測>

水平の方向で見える距離のことで、どの程度見通しがきくかという情報を与えるほか、大気の安定度を表す一つの目安となります。

機器による観測

観測に使用している機器

観測している要素
電気式気圧計 気圧、気圧変化量
電気式温度計
気温、露点温度、日最高気温、日最低気温
電気式湿度計 相対湿度、日最小相対湿度
風車型風向風速計 風向、風速、日最大瞬間風速、日最大風速
転倒ます型雨量計
感雨器
降水量、降水強度
日射日照計 日照時間
積雪計 積雪の深さ、降雪の深さ   
(降雪の深さと積雪の深さの違いについて)

風向風速計

風向風速計
大きな尾翼で風をうけて風向を、プロペラの回転で風速を観測します。

通風筒(温度計及び湿度計)

通風筒
風通しのよい筒の中に温度計と湿度計を入れ、直射日光の影響を受けないように観測しています。

日射日照計


日照のある・なしを観測しています。

積雪計


上から雪面までの距離を測って、地面までの距離との差から積雪を算出します。

 雨量計


0.5ミリごとに雨を観測します。風よけ(助炭)がついています。

感雨器


雨粒を感知して、降水のある・なしを観測しています。