埼玉県の平野部が暑くなるわけ

夏になると、ニュースなどで「熊谷の気温が全国一」などと聞くことが多くなります。

熊谷をふくむ、埼玉県 東部の平野部が、太平洋高気圧におおわれる夏に暑くなるのは、ふたつの理由が考えられます。

 

■ 南風があたためられながら運ばれてくる 

昼間にふく、南よりの風が、東京などの大きな都市をとおってくる間に、どんどんあたためられて、熊谷付近に来たときには、とても熱い風となって気温を上げます。

これには、大都市で人工の熱などのために気温が高くなる、「ヒートアイランド現象」も影響していると考えられます。

都心の熱が海風にのってくる解説図

ヒートアイランド現象とは?

大きな都市の中心部では、郊外よりも気温が高くなる現象がみられます。これをヒートアイランド(熱の島)と呼びます。
ヒートアイランドは世界の各都市にみられる現象で、人間がつくりだした気候です。ヒートアイランドの解説図

  ヒートアイランドができるには、次のような原因が考えられます。
  • コンクリートのビルや、アスファルトの道路が、日中に太陽から熱を受け、それを夜になって徐々に放出するため、地面付近に熱がたまりやすいこと。
  • エアコンや自動車などが、人工的な熱をたくさん出すこと。
  • 水分の蒸発で まわりの気温を下げてくれる土の地面や草や木が、都市の中心部には少ないこと。

ヒートアイランドは、1年をとおしておこる現象です。
特に冬の気温への影響が大きいのですが、夏でも 最低気温を上昇させることで、最高気温が高くなりやすい状況をつくり出しています。
また、高温や、局地的な集中豪雨との関連から、都市の環境問題として注目が集まっています。



 フェーン現象 

上空をふいている西風が、秩父の山をこえたあと吹きおりてきます。

地上は上空より気圧が高いので、吹きおりてくるにしたがって空気は圧縮されて温度が上がります。
これを「フェーン現象」といいます。

この温度の上がった空気が、熊谷付近に流れこんで気温があがります。

フェーン現象の解説図

あつい日は熱中症にご注意



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