暑い日は熱中症に注意!

 熱中症(ねっちゅうしょう)とは、暑さのために体がおかしくなったり、気持ちが悪くなったりすることを言います。

 暑い日や、スポーツをしている時には、体の中に熱がこもってしまって、体温がおかしくなってしまうのです。

 また、汗をたくさんかきすぎると、体の中の水分や塩分がながれ出てしまって、体がおかしくなってしまいます。


 ひどくなると気を失ったりして、病院にはこばれたり、亡くなってしまう人もいて、埼玉県では、2011年から2020年までの10年間で、62名の方が熱中症で救急搬送され、亡くなっています(埼玉県消防課)。


 また、家の中でも、熱中症はおこります。

 特にお年寄りの方は、暑さを感じにくく、汗もあまり出ないので、暑さに気づかないうちに熱中症になって倒れてしまう事があります。部屋の中の温度に気をつけましょう。

 車の中で待っている小さな子は、あついと言えないので、気をつけてください。とくにあつい日ではなくても、子供をひとりで車に残すのはキケンです。

あつい日に外にいたり、スポーツなどをしていて、このようになったら熱中症かもしれません。

知らないうちに病状が進んで、突然 意識を失うこともあります。一緒にスポーツなどをしている仲間同士で、様子を気にしあうようにしましょう。

・ 体がだるくて、やる気がぜんぜん出ない。
・ いつものように動けない。
・ 耳の中でキーンと音がする 自分の声も他の声もおかしい。
・ フラフラして、立っていられず力が抜けて、たおれそう。
・ 気持ちがわるくて、はいてしまいそう。
・ 目がまわる。
・ 頭がいたい。
・ 手や足がビクビクする。(手足のけいれん) 脱水症状のイメージ

熱中症をふせぐには?

 こまめに休む、水分をとる、涼しい服にする、外にいる時は帽子をかぶるなど、体に熱をためないようにしましょう。

水分のイメージ うちわのイメージ 帽子のイメージ
水分をとりましょう!のむ時間を決めておいたりして、のどがかわいたと思う前にも、こまめにのみましょう。汗をたくさんかく時には、水分だけではなく、塩分もとらなければいけません。 すずしい服にしましょう。ムリをしないで、こまめに休みましょう。白っぽい服は、黒っぽい服よりも熱がこもらないので涼しいです。 ぼうしをかぶりましょう。日がさを使うのも良いです。風がよくとおる日かげに入りましょう。

熱中症になってしまったら?

 少しでも熱中症のようだと思ったら、すぐに対処してください!

軽度の熱中症 手や足、腹筋などのけいれん。腹痛。数秒間程度気を失う。脈拍や呼吸が速くなる。顔色が悪くなる。めまいがする。体温はあまり上がらない。
中度の熱中症 めまいがする。頭痛。失神。吐き気。嘔吐。血圧の低下。顔色が青くなる。多量の汗。
重度の熱中症

(死んでしまう事もあります)

意識がなくなったり、あっても言動や行動がおかしい(簡単な質問にも答えられない)。汗が出ない。過呼吸。体温がとても高くなる。体温の調整ができなくなり、全身の臓器に障害。死亡の危険性が高い。
症状が軽いとき

・すずしい所(日かげや、クーラーのきいた部屋など)にねかせる。

・シャツやズボンのボタンをはずしたりして、服をゆるめ、できるだけ はだかに近くする。

・よびかけて、意識がはっきりしているか確認する。

・水やスポーツドリンクなどをのませる。

 (意識がはっきりしていないときは、キケンなので のませないで下さい)

・水でぬらしたタオルをかける、体に水をふりかけて うちわ などであおぐ、などで体を冷やす。

重症のとき(意識がない、水がのめないなど)

 少しでも熱中症のようだと思ったら、すぐに対処してください!


【関係機関へのリンク】

環境省 熱中症環境保健マニュアル

埼玉県健康長寿課 熱中症予防ページ


埼玉県の暑さのデータ

熊谷の猛暑日の日数 (インターネットでの調べ方)

 気象庁ホームページの「過去の気象データ検索」JMAを利用することで、前日までの猛暑日日数を確認出来ます。


 ・熊谷地方気象台における2020年の気象データ(気温の詳細)

 ・熊谷地方気象台における2019年の気象データ(気温の詳細)

 ・熊谷地方気象台における2018年の気象データ(気温の詳細)

 ・熊谷地方気象台における2017年の気象データ(気温の詳細)

 ・熊谷地方気象台における2016年の気象データ(気温の詳細)


 この表のうち、「各階級の日数(最高) ≧35℃」が前日までの猛暑日の日数となります。

 表の一番左にある「月」をクリックすることで、その月の毎日の最高気温(記録した時間)を確認できます。

 なお、右上の「メニューに戻る」ボタンをクリックすると、任意の観測所、年を選ぶことができます。

県内各観測所の猛暑日の日数

 過去5年間の埼玉県の猛暑日の日数は下表のとおりです。年や観測所によってばらつきがあることがわかります。

  熊谷 秩父 さいたま 寄居 久喜 鳩山 越谷 所沢
2020年
(令和2年)
23 12 17 17 17 28 17 15
2019年
(令和元年)
21 14 16 17 15 22 19 10
2018年
(平成30年)
37 28 23 29 30 36 26 18
2017年
(平成29年)
11 4 3 5 2 12 5 1
2016年
(平成28年)
8 4 6 6 6 14 5 4

県内各観測所の最高気温(2020年まで)

 観測開始から2020年までの、県内各観測所の最高気温は以下のとおりです(観測所によって、観測開始年が違います)。

 このうち、2018年7月23日に熊谷地方気象台で観測した日最高気温41.1℃は、2013年8月12日に江川崎地域気象観測所(高知県)で観測した日最高気温41.0℃を上まわり、全国で1位の記録となりました。

観測所 熊谷 秩父 さいたま 寄居 久喜 鳩山 越谷 所沢
最高気温 ℃ 41.1 39.3 39.3 39.9 38.9 40.2 40.4 39.8
年月日 2018年7月23日 1994年8月7日 2018年7月23日 2018年7月23日 2007年8月16日 2020年8月11日 2007年8月16日 2018年7月23日

各月毎の国内最高気温(2020年まで)

 熊谷地方気象台では、6月、7月の国内最高気温を観測しています。

1月 2月 3月 4月 5月 6月
観測所名 南鳥島(東京) 石垣島(沖縄) 名瀬(鹿児島) 米子(鳥取) 佐呂間(北海道) 熊谷(埼玉)
最高気温℃ 29.7 29.1 30.4 33.7 39.5 39.8
年月日 1954年1月7日 1898年2月16日 1999年3月26日 2005年4月28日 2019年5月26日 2011年6月24日

7月 8月 9月 10月 11月 12月
観測所名 熊谷(埼玉) 浜松(静岡) 三条(新潟) 三条(新潟) 南鳥島(東京) 南鳥島(東京)
最高気温℃ 41.1 41.1 40.4 36.0 34.2 31.6
年月日 2018年7月23日 2020年8月17日 2020年9月3日 2018年10月6日 1953年11月4日 1952年12月5日

埼玉県の平野部が暑くなる理由

 夏になると、ニュースなどで「埼玉県で猛暑日!」などと聞くことが多くなります。

 埼玉県の平野部が、高気圧に覆われる夏に、周りに比べて暑くなるのは、主にふたつの理由が考えられます。

気温の上昇を抑える冷涼な海からの南風が暖められながら運ばれてくる!

ヒートアイランド現象のイメージ

 高気圧に覆われて晴れた夏の日中は、陸地は海に比べて日射により暖まりやすく、その温度差によって気圧差が生じるために、海から陸に向かって冷涼な海風が吹きます。このため、海に近いところでは海風により気温の上昇が抑えられますが、海から遠い所では海風の進入が遅くなることから気温が上がりやすくなります。
 埼玉県の平野部は、関東平野の奥まった所に位置し、南からの海風の進入が遅くなります。また、海風は東京などの大きな都市を通ってくる間に暖められて、気温の上昇を抑える効果が小さくなります。
 このため、埼玉県の平野部は周りに比べて暑くなります。
 これには、大都市で人工の熱などのために気温が高くなる、「ヒートアイランド現象」も影響していると考えられます。

「ヒートアイランド現象」とは?
ヒートアイランド現象のイメージ2

 大きな都市の中心部では、郊外よりも気温が高くなる現象がみられます。これをヒートアイランド(熱の島)と呼びます。ヒートアイランドは世界の各都市にみられる現象で、人間がつくりだした気候です。


 ヒートアイランドができるには、次のような原因が考えられます。

・コンクリートのビルや、アスファルトの道路が、日中に太陽から熱を受け、それを夜になって徐々に放出するため、地面付近に熱がたまりやすいこと。

・エアコンや自動車などが、人工的な熱をたくさん出すこと。

・水分の蒸発で まわりの気温を下げてくれる土の地面や草や木が、都市の中心部には少ないこと。


 ヒートアイランドは、1年をとおしておこる現象です。

 特に冬の気温への影響が大きいのですが、夏でも 最低気温を上昇させることで、最高気温が高くなりやすい状況をつくり出しています。また、高温や、局地的な集中豪雨との関連から、都市の環境問題として注目が集まっています。


気象庁ホームページにも解説がありますのでご参照ください。

フェーン現象

ヒートアイランド現象のイメージ

 上空の風が、関東平野の北側や西側の山を越えたあと吹きおりてくることがあります。

 地上は上空より気圧が高いので、吹きおりてくるにしたがって空気は圧縮されて温度が上がります。これを「フェーン現象」といいます。

 この温度の上がった空気が、熊谷付近に流れこんで気温が上がります。

 2007年8月16日に熊谷で、当時の日本の最高気温である40.9℃を記録したのは、フェーン現象によると考えられます。


気象庁ホームページにも解説がありますのでご参照ください。

問い合わせ先

熊谷地方気象台防災担当

 ・電話 : 048-521-5858(平日8:30~17:15)

 ・FAX : 048-521-7933

 ・住所 : 〒360-0814 埼玉県熊谷市桜町1-6-10