群馬県内の火山

群馬県内の活火山

 活火山は「概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」とされています。日本全国では111の活火山が、群馬県には5つの活火山(浅間山、草津白根山、日光白根山、赤城山、榛名山)があります。

 このうち、近年噴火活動を繰り返している浅間山と草津白根山、地震活動などから過去100年程度以内に火山活動の高まりが認められている日光白根山は、火山噴火予知連絡会によって「火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山」に選定されており、 地震計、傾斜計、空振計、GNSS観測装置、監視カメラ等の観測施設を整備し、大学等関係機関の協力も得て、火山活動を24時間体制で常時観測・監視しています。 赤城山や榛名山も計画的な調査観測を実施しており、必要が認められる場合は火山活動をより詳細に把握するために観測体制を強化します。

 このような観測・監視の成果を用いて火山活動の評価を行い、噴火警報・予報、火山の状況に関する解説情報、噴火速報、火山活動解説資料、噴火に関する火山観測報、降灰予報等を発表し、地方公共団体や住民に注意・警戒を呼びかけています。

群馬県内の活火山の解説(気象庁ホームページ)

気象庁が発表する火山に関する情報や用語の解説(気象庁ホームページ)

噴火警戒レベル

 噴火警戒レベルは、火山活動の状況に応じて「警戒が必要な範囲」と防災機関や住民等の「とるべき防災対応」を5段階に区分して発表する指標です。 噴火警戒レベルが運用されている火山では、平常時のうちに火山防災協議会で合意された避難開始時期・避難対象地域の設定に基づき、気象庁は「警戒が必要な範囲」を明示し、噴火警戒レベルを付して、地元の避難計画と一体的に噴火警報・予報を発表します。

 群馬県内の活火山では、浅間山、草津白根山、日光白根山に導入されています。 草津白根山では、2018年1月23日に本白根山の鏡池付近で発生した水蒸気噴火を受け、「草津白根山(白根山(湯釜付近))」と「草津白根山(本白根山)」をそれぞれ対象とする噴火警戒レベルを2018年3月16日から運用しています。

過去の火山活動(浅間山・草津白根山・日光白根山)

火山への登山のしおり

火山への登山は、突発的な噴火がおこるかもしれないこと、山の天気はかわりやすいことなどから、危険と隣り合わせです。
このしおりには、群馬県の火山へ登山する際の火山情報や気象情報の入手方法などが記載されています。
登山の際に八つ折にして携行できるように構成されています。
印刷用原稿をダウンロードし、A4用紙で両面印刷してご活用ください。

印刷用原稿用紙

印刷設定・折り方

火山への登山のしおり(日光白根山版)