天気の部屋

ここでは、私たちの身のまわりに起こっている様々な自然現象がどのような仕組みによって発生しているのか、人々に被害をもたらすような現象から身を守るために気象台がどのような情報を発表しているのかを知ることができます。

地震への備え

 2004年10月に発生した新潟県中越地震では、最大で震度7の揺れが起こり、 新潟県中越大震災災害対策本部調べ(平成18年9月22日現在)によると新潟県内で67人の方が亡くなり、635人の方が重傷を負いました。また、3175棟以上の住宅が全壊するなど大きな被害がありました。もし、島根県でこのような大きな地震が起きた時、私たちはどのように行動するべきなのでしょうか?また、普段から準備しておけることはあるのでしょうか?

 まず、島根県では地震によって、過去にどういった被害があったのかを見てみましょう(表1)。

表1 過去の主な地震と島根県での被害
発生年月日震央地名(地震名)被害状況
1983年
5月26日
秋田県沖
(昭和58年日本海中部地震)
負傷者5人、床上浸水152棟、床下浸水279棟など。
1991年
8月28日
島根県東部松江市で震度4。
鉄道の運休6本、鉄道の遅れ104本など。
1993年
7月12日
北海道南西沖
(平成5年北海道南西沖地震)
床上浸水17棟、床下浸水160棟など。
2000年
10月6日
鳥取県西部
(平成12年鳥取県西部地震)
安来市、宍道町、仁多町で震度5強。
重傷20人、軽傷77人、全半壊住宅2277棟など。
2001年
3月24日
安芸灘
(平成13年芸予地震)
羽須美村、桜江町、三隅町で震度5弱。
住宅一部損壊10棟など。

※震央・・・震源の真上の地表面の点。

 過去に新潟県中越地震ほどの被害が大きな地震は発生しておりませんが、震度5弱や5強といった比較的強い地震が起こった例もあり、住宅の全壊や半壊などの被害がありました。また、日本海中部地震や北海道南西沖地震のように、震央(震源)が島根県から離れていても、津波によって床上浸水や床下浸水などの被害が起こった例もあります。

 では、このような大きな地震が起きた時のために、普段からどのような準備をしておけば良いのか、また、実際に地震が起きた時、どういった行動をとれば良いのかを考えてみましょう。

地震に備えよう

 普段から家族で話し合いをして、避難場所や避難経路、災害が起きた時の連絡方法や落ち合う場所を確認しておきましょう。実際出火した時のために、おふろの水や、消火器など消火に役立つものを備えておくことも大切です。また、危険防止のために、家具類は止め金具などで固定し(図1)、収納物は重いものを下に入れて重心を下げるなどの工夫をしておくと良いでしょう。そして、食料品や飲料水等も用意しておくことも必要ですね(図2)。

家具の固定の例をし示した絵

図1 家具の固定

食料、飲料水等の備蓄の絵

図2 食料、飲料水等の備蓄

緊急地震速報

 気象庁は、地震による被害が少しでも軽減されるように、2007年10月から緊急地震速報を発表しています。 地震が発生すると、位相速度が異なる2種類の波が周囲に伝播します。緊急地震速報では、地震が発生した直後に伝播する位相速度の速い波を観測することにより、地震の震源や規模および揺れの程度などを計算します。 そのため、緊急地震速報は天気予報の予報とは異なります。震度5弱以上の地震が予測された場合に、テレビやラジオなどを通して、緊急地震速報がみなさんに伝達されます。
 気象庁ホームページ、緊急地震速報についてへ

地震発生時の行動

 揺れを感じたら、緊急地震速報が発表されていない場合でも、あわてず身の安全を確保してください。特に、自動車を運転しているときに、緊急地震速報を見聞きした場合には、あわてず、ゆっくりと速度を落とし、ハザードランプを点灯させることにより、周囲の車を運転している方に注意を促してください。