気象観測は、気象による災害の防止・軽減、交通の安全確保や農業をはじめとする産業への積極的な利用などを目的として行なっています。社会生活や産業が多様化しつつある中で、気象に起因する災害形態が変化し、社会・経済活動への気象の果たす役割や重要性が高くなっており、気象観測の高度化を目指しています。

 松山地方気象台では、当台での気象観測のほか、愛媛県内の観測施設・設備についてのデータ監視や管理なども行っています。

各種観測施設イメージ図 県内の観測施設

地上気象観測所
 松山地方気象台、宇和島特別地域気象観測所

■航空気象観測所
 松山航空気象観測所(松山空港)

アメダス(地域気象観測所)
 19ヶ所設置

地震津波観測施設
 地震計(多機能型地震計)3ヶ所、計測震度計6ヶ所、巨大津波観測計2ヶ所設置

■検潮所(潮位観測施設)
 松山港及び宇和島港に設置

 気象観測は気象業務の基礎となるものです。気象庁では様々な気象観測を定常的に行なっており、全国の観測施設で観測された観測データは本庁にリアルタイムで集められた後、気象の解析や数値予報のためのデータとして使われるとともに、気象台や測候所に送られて防災業務や天気予報に利用されます。