地震計・津波計

地震計

 地震計は、地震により発生した地震動(地面の動き)を計測し、記録する装置です。下の写真は、多機能型地震観測装置と呼ばれる装置です。地震により発生した地震動(地面の動き)を計測する地震計と、地震計の一種で計測された地震動から震度を算出する震度計からなります。地震による震動を常時観測し、そのデータを直ちに気象庁(中枢)へ送信することにより、地震を早期に検知し、地震津波災害の軽減に必要な津波警報、緊急地震速報、地震情報等を迅速かつ的確に発表するための装置です。
 宮古島地方には、6か所(宮古島市平良池間、宮古島市上野新里、宮古島市城辺福北、宮古島市伊良部前里添、多良間村塩川、宮古島市平良下里)の観測施設があります。

 
多機能型地震計

            伊良部多機能型地震計

地震計

赤丸の内部(上が地震計で下が震度計)

巨大津波計

 巨大津波計は、大きな津波を計測し、記録する装置です。海面の変動により生じる水圧の変化を水圧センサーで測定することにより津波の高さを算出します。海面の水位(潮位)を観測する施設(検潮所)が水没して観測できないような巨大津波も観測することができます。下の写真は、平良港にある巨大津波計です。

巨大津波計

     平良港にある巨大津波計

水圧センサー

       水圧センサー

 ○地震発生のしくみ  ○津波発生と伝搬のしくみ  ○潮汐観測(検潮所)のしくみ