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1967年(昭和42) 7月 佐世保の大雨

概況

台風第7号は6日09時に最も発達して中心気圧980hPaとなり、最盛期は7日03時まで続いた。 このときの台風の強さは「並み」、大きさは「中型」であった。その後次第に弱まり、 8日09時には沖縄西方250km付近の海上に達して弱い熱帯低気圧となった後、9日09時には五島列島付近に達し、 さらに衰弱して温帯低気圧となった。6日ごろから、太平洋沿岸沿いには梅雨前線が停滞していたが、 弱い熱帯低気圧の北上に伴って暖かく湿った空気が流入し、北九州から瀬戸内にかけ8日朝から大雨となった。 9日09時には、台風から衰弱した低気圧は梅雨前線に接触し、この前線上を東北東に進んだことから五島列島から北九州にかけて、 雷をともなった集中的な大雨が降った。

 昭和42年7月9日09時の天気図

降雨概況

8日早朝西日本で梅雨前線が活発となり、北九州から近畿にかけて強い雨となった。この強い雨は昼頃まで続いた。佐世保では9時ごろを中心に数時間で100mm以上の雨があった。9日早朝前線は再び活発となり福江で明け方から昼前にかけて記録的な大雨となった。最大1時間降水量は113.5mm、9時~12時の3時間降水量は176mmであった。昼過ぎには福江の強雨域は東へ移り、天気は急速に回復したが、佐世保から福岡西部にかけて12時から14時の間にふたたび局地的な大雨となった。佐世保では12時から13時の1時間に125mmを観測し、測候所開設以来の新記録となった。

被害
死者 44人 26人 1人
行方不明者 6人 8人 1人
重軽傷 144人 41人 2人
全壊家屋 258棟 49棟 1棟
床上浸水 7299棟 7478棟 276棟
床下浸水 13772棟 9783棟 5598棟
道路損壊 353件 135件 52件
橋梁流失 50件 86件 15件
山がけ崩れ 652件 291件 94件
各地の日雨量
7日8日9日
川棚4112376
世知原9085141
佐々7542245
松浦10250105
奈留島10010273
岐宿18013034
佐世保測候所の毎時雨量
  時\日7月8日9日
13.0
20.8
32.2
40.33.5
51.01.9
62.04.8
723.59.7
841.02.3
97.99.8
1022.47.0
1114.326.4
120.2124.9
130.034.5
140.20.0
151.0
160.4
170.0
180.5
190.1
200.0
210.0
220.3
232.0
243.2
日計120.3231.3
総計351.6
1時間最大125.1
同上起日時9日12:10~13:10