2017年(平成29年)7月6日~7日の梅雨前線による大雨【平成29年7月九州北部豪雨】

概況

【気象の状況】
6日から7日にかけて、対馬海峡に停滞していた梅雨前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んで長崎県では大気の状態が非常に不安定となった。

【大雨の状況】
南部、北部、壱岐・対馬では、6日未明から局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、特に壱岐市では芦辺で6日2時44分までの1時間に90ミリの猛烈な雨を観測するなど、「50年に一度の記録的な大雨」となった。
芦辺では6日の日降水量が7月の月降水量(平年値)を越える362.5ミリとなり、観測史上1位を更新した。また、南島原市口之津では、6日06時35分までの1時間に82.0ミリを観測し、日最大1時間降水量の観測史上1位を更新した。

【災害の状況】(長崎県危機管理課調べ 7月7日17時20分現在)
人的被害: なし
道路法面からの土砂崩れ 7箇所
   壱岐市芦辺町箱崎中山触、壱岐市芦辺町深江本村触、壱岐市勝本町立石西触、壱岐市勝本町東触、壱岐市芦辺町国分当田触、
   壱岐市芦辺町箱崎大左右触、壱岐市芦辺町江角触
道路冠水 3箇所
   壱岐市石田町筒城東触、壱岐市石田町南触、壱岐市芦辺町箱崎中山触
道路陥没 4箇所
   壱岐市勝本町坂本触 3箇所、壱岐市勝本町片山触
床下浸水(住家) 6棟
   壱岐市石田町筒城仲触、壱岐市芦辺町箱崎諸津触、壱岐市勝本町勝本浦、対馬市豊玉町嵯峨 2棟、南島原市口之津町丁
崖崩れ 5箇所
   諫早市高来町金崎、壱岐市郷ノ浦町東触、壱岐市勝本町坂本触、佐世保市木風町、対馬市豊玉町唐州

2017年(平成29年)7月6日、7日09時の天気図

気象庁リンク:梅雨前線及び台風第3号による大雨と暴風  平成29(2017)年6 月30 日~7 月10 日

災害時気象資料:平成29年 6月29日から30日にかけての長崎県の大雨について


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