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海洋観測



海洋バックグランド汚染観測



長風丸で行う海洋バックグランド汚染観測は、観測方法で分けると、タールボール観測、目視観測、採水と3種類に分かれます。
タールボール観測
タールボール観測
 タールボールネットは船の速度を通常の半分以下に落として、航走しながら曳きます。そのため、ネットは直径3cm位の丈夫なロープでつなぎ、船を係留するときに使うウィンチを利用して観測します。
 タールボールは海面に浮いているので、観測中のネットが海面に出ているようにロープの長さを調整します。曳く時間は15-20分です。
甲板上のタールボール用ロープ
 観測が終わったらネットを引き上げ、試料を集めます。

 試料には海面にいるプランクトンなども入ります。写真右の試料にはタールボールは見つかりませんでした。

タールボールネットで曳いたサンプル
タールボール観測時の試料
 
目視観測=海面の浮遊汚染物質の観測
CTDオペレーター
操舵室での目視観測
 日出から日没までの間、操舵室で当直者が海面の油膜と浮遊物質を目視で観測しています。観測している浮遊物質はプラスチック等の石油化学製品や大型の浮遊ゴミです。

 発見した場合は、時刻、位置、汚染物質の種類(海面の油膜、発泡スチロール、薄膜状プラスチック(袋・フィルム類等)、プラスチック製浮標、その他のプラスチック製品等)、個数を記録します。油膜の場合は広がりの大きさ、状況(薄い、厚い、連続・斑点状・線状等)も記録します。

 日中観測していて見つからなかった場合も、6時、12時、18時の位置、発見しなかったことを記録します。
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採水=重金属、油分の観測
 重金属と油分は、採水して陸上に持ち帰り分析します。重金属は水銀とカドミウムを観測しています。

 海水中の重金属は微量なので、採水時に海水試料を汚染しないように注意する必要があります。採水バケツは金属製なので使いません。
 網に入れておもりをつけた清浄なカドミウムの採水ビンで採水し、水銀分析用の試料とカドミウム用に分けます。

 海水中の油分もごく微量です。船に付着している微量な油の影響もうけるので、採水は船が観測点に停まる前に船首から行います。
 採水ビンを網に入れ船体からなるべく離れたところで採水します。
油分採水中

油分採水終了


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