PN線では、黒潮流量の変動は、準2年スケールと5年スケールが顕著にみられます。準2年スケールの変動は0-0.5年の遅れで北太平洋中央部の風との相関が高く、また、冬季、春季のPN線の流量と冬季のアリューシャン低気圧との相関も高いことがわかっています。5年スケールの変動は5年の遅れで北太平洋中央部の風との相関が高くなっています。
東シナ海の黒潮について、長崎海洋気象台では観測定線を設け、長風丸による観測を定期的に行ってきました。 特に、PN線(沖永良部島北西)では1972年から、TK線(種子島と奄美大島の間のトカラ海峡)では1987年からと、それぞれ長期にわたり黒潮の観測を行ってきました。 2010年(平成22年)2月、長風丸は観測船としての役目を終え、現在PN線における海洋観測は、気象庁(東京)所属の凌風丸、啓風丸に引き継がれています。
世界の海流の知識は気象庁HPで掲載しています。