奈良県の風の特徴(風配図)

奈良県の風の特徴

 奈良県は紀伊半島の中央に位置する内陸県であり、北部平地、東部山地、紀ノ川中流河川平地及び南部山地など多様な地形から成っています。
 奈良県での風の観測所は北部平地(奈良盆地)に奈良、東部山地(大和高原)に針・大宇陀、紀ノ川中流域に五條、熊野川水系の十津川流域に風屋、北山川流域に上北山とそれぞれ代表的な地形の中に位置しています。
 奈良県の風の特徴は、全般に各観測所とも風が弱く、平均風速は、風屋・上北山で1m/s未満、その他の観測点で1~2m/s程度です。また、 風速5m/s以上の風の出現率は風屋・上北山で0.2~0.3%、大宇陀・五條・針で0.7~1%、奈良で約5%であり、静穏率は風屋・上北山で30%程度、針・大宇陀で20%程度、五條・奈良で数%程度となっています。

 ※本文統計値の対象期間 2017年3月10日~2022年3月9日
 ※静穏 風速0.3m/s未満
 ※静穏率 全体の度数に対する風速0m/s、0.1m/s、0.2m/sの度数の和の百分率

風配図の見方

 青い線は風向別の出現率を表しています。グラフの円は10%刻みです。
 ピンクの線は風向別の平均風速を表しています。グラフの円は10m/s刻みです。

 観測所により、風向出現率を表内におさめるため目盛り線の数が異なります。

 観測データは奈良県内の地域気象観測所(アメダス)の毎正時の10分間平均風速を用いています。
 統計期間は2017年3月10日から2022年3月9日です。


奈良県内各地の風配図