新潟地方気象台長 メッセージ


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 新潟地方気象台のホームページをご覧いただきありがとうございます。
 台長の前多良一(まえだりょういち)です。

 新潟地方気象台は新潟県内を担当する気象庁の機関で、大雨・暴風・大雪・地震・火山などを常時監視し、県内の30市町村を対象に警報・注意報を発表するほか、天気予報や各種の気象情報を県民のみなさまや防災関係機関に提供しております。
 新潟県は、広大な平野、多くの山脈を有し、信濃川・阿賀野川をはじめとした多くの川が流れ、そして、佐渡島、粟島とそれを囲む日本海に面しています。これら特色ある土地、海や川は、四季を通じて美しい風景と多くの恵みをもたらしてくれます。その一方で、私たちの生活を脅かす自然災害をしばしばもたらす存在でもあります。
 今年、6月には新潟地震から60年、7月には平成16年7月新潟・福島豪雨から20年、3名の方が亡くなった新潟焼山噴火から50年、10月には新潟県中越地震から20年の節目を迎えます。令和6年能登半島地震による液状化などの被害からの復旧途上の地域もあるところですが、県内のみなさまには、大雨による土砂災害や洪水、暴風、大雪、地震、火山などの自然災害とともに生きる者として、これまでの記録や教訓もふまえた災害への備えをお願いいたします。
 新潟地方気象台は、自然災害による被害や影響を可能な限り少なくするため、県民のみなさまへ警報・注意報をはじめとする各種の防災気象情報を適時・的確にお伝えしてまいります。また、普段から県、県内市町村、国の関係機関と連携を強めるとともに、報道機関等のご協力をいただきながら、地域の防災力を高めるための地域に根差したきめ細やかな取り組みを職員一丸となって進めてまいります。




令和6年4月
新潟地方気象台長 前多 良一