近畿地方の天候

2016年10月

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******* 天候概況 *******

「10月は3位の高温となったが、低温の時期もあり、気温の変動が大きかった」

中旬の前半は高気圧に覆われて概ね晴れましたが、その他の期間は前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多くなりました。29日は冬型の気圧配置となり、近畿地方では「木枯らし1号」が吹きました。また、暖かい空気に覆われて月平均の気温はかなり高くなりましたが、冷涼な空気に覆われた時期や冬型の気圧配置で寒気の影響を受けた時期もあり、気温の変動が大きくなりました。

10月の気温は平年差+1.6℃で、1946年の統計開始以降、高い方からの3位となりました。

近畿地方:気温はかなり高く、降水量は少なく、日照時間はかなり少なくなりました。

日本海側:気温はかなり高く、降水量は平年並、日照時間は少なくなりました。

太平洋側:気温はかなり高く、降水量は少なく、日照時間はかなり少なくなりました。

上旬:

前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多くなりました。5日は台風第18号が日本海に進んだ影響で風速が20m/s以上の非常に強い風が吹いた所があり、9日は前線が本州付近を通過した影響で大雨となった所がありました。また、日本の南海上で高気圧の勢力が強く、暖かい空気に覆われやすかったため、気温はかなり高くなりました。

10月上旬の気温は平年差+2.9℃で、1961年の統計開始以降、高い方からの2位となりました。

近畿地方:気温はかなり高く、降水量は平年並、日照時間は少なくなりました。

日本海側:気温はかなり高く、降水量は平年並、日照時間は少なくなりました。

太平洋側:気温はかなり高く、降水量は平年並、日照時間は少なくなりました。

中旬:

期間の前半は大陸の冷涼な高気圧に覆われて概ね晴れましたが、後半は気圧の谷や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多くなりました。17日は低気圧が日本海と紀伊半島付近を通過した影響で、大荒れとなった所がありました。また、気温は期間の前半は低温傾向、後半は高温傾向となり、変動が大きくなりました。

近畿地方:気温は高く、降水量は平年並、日照時間は平年並となりました。

日本海側:気温は高く、降水量は平年並、日照時間は多くなりました。

太平洋側:気温は高く、降水量は平年並、日照時間は平年並となりました。

下旬:

高気圧と低気圧が交互に通り、天気は数日の周期で変わりましたが、気圧の谷の影響で曇りの日が多くなりました。29日は低気圧の通過後、一時的に冬型の気圧配置となり、近畿地方では「木枯らし1号」が吹きました。

近畿地方:気温は平年並、降水量は少なく、日照時間は少なくなりました。

日本海側:気温は高く、降水量は平年並、日照時間はかなり少なくなりました。

太平洋側:気温は高く、降水量は少なく、日照時間は少なくなりました。

2016年10月の気温・降水量・日照時間の分布図