大阪管区気象台長からのご挨拶

大阪管区気象台長 顔写真

この度、令和6年4月1日付けで大阪管区気象台長に着任した榊原茂記(さかきばらしげき)です。

大阪管区気象台は、近畿地方に加え、中国地方、四国地方を含めた14府県のそれぞれにある地方気象台を統括しています。

気象台は、気象や地震の観測を行い、観測結果や観測に基づく現在の状況、また、予測についての情報を提供し、さらに、これらの解説を行うことを業務としています。どうぞ気象台を身近に感じていただき、その情報を活用していただければと思います。

令和5年は記録的な高温でした。日本の平均気温は統計開始以降最も高くなりました。近畿地方でもこれまでの記録を更新しています。地球温暖化による影響も要因です。

また、台風や集中豪雨、とりわけ線状降水帯による被害が数多く発生しています。大阪管内では、昨年8月に台風第7号が和歌山県に上陸し、兵庫県を北上し被害が発生しました。

一方、南海トラフ地震は概ね100~150年間隔で繰り返し発生しています。昭和南海地震(1946年)からすでに 70 年以上が経過しており、次の南海トラフ地震発生の切迫性が高まっています。

気象台では、引き続き正確な観測を継続し、また予測精度向上に取り組み、さらに地域の関係機関と一体となって地域のみなさまの安全・安心の確保に全力で取り組んで参ります。

どうぞよろしくお願いします。

令和6年4月
大阪管区気象台長
榊原 茂記