台長からのメッセージ

佐賀地方気象台長 栗野純造の写真

佐賀地方気象台長 栗野純造

佐賀地方気象台のホームページをご利用いただき、ありがとうございます。

佐賀県は、平成30年から令和3年まで4年連続で大雨特別警報を発表し、甚大な被害が発生しましたが、幸いここ2年間特別警報を発表する状況に至っていません。ただ、昨年7月には大雨特別警報一歩手前という大雨になり、唐津市で3名の方が被害にあわれました。犠牲になられた方に謹んでお悔やみを申し上げると共に、被害を受けられた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
 今年の梅雨については、降水量が平年並か多いと予測しているところですので、例年通り今年も抜かりなく準備し、しっかりとした備えをお願いします。

また、昨年の佐賀の年平均気温は18.1度となり1890年以降で1位を記録しました。日最高気温は38.2度、真夏日(日最高気温が30度以上)は年間91日、猛暑日(日最高気温が35度以上)は年間24日となりました。今年の夏の気温も高いと予測していますので、熱中症警戒アラートや今年から環境省で開始される熱中症特別警戒アラートを活用して、万全の暑さ対策をお願いします。

佐賀地方気象台は、今年も職員一丸となって防災・減災に向けて努力して参ります。平時には生活情報としての気象情報を提供し、災害の危険性が高まった時には、県や市町などの防災関係機関や報道機関等と連携を密にして、県民の皆様の安全が確保できるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

令和6年4月 佐賀地方気象台長 栗野 純造(くりの じゅんぞう)