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石狩・空知・後志地方の雨の特徴
石狩・空知・後志地方の雨の特徴
大雨のときに注意していただきたいこと
川の増水による洪水や斜面での土砂災害、集中豪雨や局地的大雨(短い時間の強い雨)による低い土地の浸水や河川の急な増水などに注意が必要です。
大雨警報・注意報では、土砂災害や浸水害について、警戒・注意を呼び掛けています。雨がやんでも、「土砂災害」などのおそれが残っている場合は、警報・注意報を継続し、警戒・注意をひきつづき呼び掛けています。
洪水警報・注意報では、河川の増水や氾濫、堤防の損傷や決壊による災害について、警戒・注意を呼び掛けています。
雷注意報では、落雷について注意を呼び掛けるとともに、発達した積乱雲の下で発生することの多い突風や「ひょう」による災害、急な強い雨についても注意を呼び掛けています。
北海道で大きな災害をもたらす大雨の要因
前線が北海道付近に停滞しています。
前線の近くでは、短時間に強い雨が降るおそれがあります。
前線の南に台風や熱帯低気圧、東に高気圧があると、前線に向かって暖かく湿った空気が次々と供給され、前線の活動が活発になります。そのため、より一層雨が強くなるおそれがあります。
風が吹きつける斜面など、地形によっては、雨の強さが増すところもあります。
石狩・空知・後志地方で地形の影響を受けた大雨になりやすい場所は、千歳市の支笏湖周辺です。
北海道で大雨となる時の天気図の例
支笏湖周辺の大雨の特徴
支笏湖周辺で大雨となるときの風と気圧配置
北海道の東に高気圧があって、日本海と本州方面に低気圧があり、等圧線が南北にのびるとき、南~南東の風により暖かく湿った空気が流れ込みます。
この空気が山の斜面にぶつかり、雨雲が発達します。そのため、支笏湖周辺で大雨になりやすくなります。
南~南東の風が解消するまで大雨が続きます。
2007年5月25日
21時の天気図
気象レーダーで観測された雨雲の状況(2007年5月25~26日)
発達した積乱雲(入道雲)による局地的大雨
発達した積乱雲が発生する要因
上空に気圧の谷や寒気があり、地表付近(おおよそ高度2000m以下)に暖かく湿った空気があるような、大気の状態が不安定なとき
高気圧が北海道の東に移動するなど、等圧線の間隔が広いとき
これらの条件が満たされた上で、日中気温が上がると・・・
積乱雲(入道雲)が一気に発達して、雷を伴う強い雨が急に降りだすことがあります。
このような雨は、石狩・空知・後志地方の中では空知地方で多く発生します。
2010年7月4日の局地的大雨の例
気象衛星で観測された雲画像(上段)と気象レーダーで観測された雨雲の状況(下段)
石狩平野における大雨の一例
石狩平野で大雨となるときの風と気圧配置
内陸の放射冷却などによってできた冷たい空気が、石狩平野に沿って、空知方面から南下します。
南海上から暖かい風が石狩平野に吹き込みます。
これらの空気がぶつかりあった所で、上昇気流が発生し、帯状に雨雲が発達し、強い雨をもたらします。
この雨雲が停滞することにより、大雨(集中豪雨)になります。
1989年9月3日18時~24時の石狩平野における大雨の例
1989年9月3日21時の天気図
1989年9月3日18時から24時までの6時間の降水量の合計を示した図です。恵庭市を中心に、胆振中部から空知地方にかけて帯状に降水域が広がっています。恵庭市島松で146ミリの雨が降りました。
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