将来予測CSVデータの注意事項

CSVデータの中身について

 CSVデータには、対応するグラフの元データが含まれています。

 このうち「変化の有意性(RCPX.X)」については、20世紀末から21世紀末の変化が統計的に信頼水準90%以上で有意な場合のみ、「信頼水準90%以上で有意」と記載しています。

 また、「予測の信頼性(RCPX.X)」について、将来予測の信頼性が低い場合は×を、参考値の場合は△を、それ以外の場合は○としています。

 △については、これまでの観測の長期変化傾向と将来予測の傾向が異なっており、予測の不確実性が大きいと考えられることから参考値とするものです。研究の進展を踏まえて今後の動向を注視する必要があります。また、予測の信頼性が低い温度上昇シナリオ(RCPX.X)のデータには未定義値(NaN)を入れています。

 大雨や短時間強雨の要素には、「変化倍率の記載(RCPX.X)」の記載を入れていますが、詳細は下記の注意事項を参照ください。

注意事項

  • 変化の有意性が信頼水準90%未満の要素にも数値データを記載していますが、解説する際には「有意な変化が予測されていない」旨を記載ください。
  • 大雨や短時間強雨の将来変化について変化倍率で示す場合、20世紀末の再現、または21世紀末の予測の発生回数/日数がもう一方と比べてかなり小さい場合は(すなわち変化倍率の記載(RCPX.X)が×の場合)、以下例のような表現を使用ください。
  • (1) 20世紀末の値がかなり小さい場合は、「現在はほとんど発生しないような現象が、将来は発生する可能性がある」
    (2) 21世紀末の値がかなり小さい場合は、「将来はほぼ発生しなくなる可能性がある」
  • 降水に関する要素(雨や雪)については、府県予報区(北海道では振興局)単位の予測には不確実性が大きいことに留意してください。

お問い合わせ

札幌管区気象台 気象防災部 地域防災推進課

〒060-0002 北海道札幌市中央区北2条西18丁目2

TEL:011-611-6149