火山用語の解説

【噴火】

火口から火山灰等の固形物や溶岩を火口の外や周辺に放出または流出する現象をいいます。噴火の様子は火山ごとに、大きく変化しますし、同じ火山でも噴火のたびごとに異なります。下の写真は伊豆大島の噴火です。
伊豆大島の噴火

【爆発】

火口や火道(マグマの通り道)周辺の岩盤もいっしょに吹き飛ばす様な、爆発的噴火を火山爆発または爆発といいます。

【マグマ噴火】

マグマを放出する噴火のことです。マグマが上昇して地表に噴出する仕組みは、色々あります。例えば、マグマ溜まりが周囲から押されたり、新しいマグマがマグマ溜まりに注入されてマグマ溜まりからマグマが押し出されたり、マグマに溶けていた気体成分が気泡になってマグマが膨張したりするなどして地表に噴出します。、

【水蒸気爆発・マグマ水蒸気爆発】

熱せられた地下水が急激に水蒸気になって爆発することを水蒸気爆発といいます。地下水や海水に直接マグマが接触して爆発する場合をマグマ水蒸気爆発といいます。

【マグマ】

地面の下で岩石が高温で融けたもをマグマといいます。噴火の様子はマグマの組成によって大きく変わります。マグマに二酸化珪素という成分が少ないと、ドロドロとした流れやすい溶岩を噴出します。二酸化珪素が多いと、流れにくい溶岩を噴出して、火口の上に溶岩ドームを作ったり、激しい爆発的な噴火を起こします。

【溶岩・溶岩流】

マグマが地表に噴出したものを溶岩といいます。溶岩が地表を流れたものを溶岩流といいます。噴出したばかりの溶岩は、1000℃前後の高温なので、危険です。

【溶岩ドーム】

粘性の高いマグマが噴出したため、溶岩が遠くに流れずドーム状の丘となったものをいいます。下の写真は雲仙普賢岳の山頂に形成された溶岩ドームです。
雲仙普賢岳の溶岩ドーム

【噴石】

噴火で吹き飛ばされた溶岩または山体を構成する岩石の破片です。大きな噴石は、家の屋根を突き破る破壊力を持つので、たいへん危険です。

【火山弾】

高温で流動性を保ったままのマグマの塊が、噴火によって放出されて空中を飛行してきたものです。

【火山灰】

噴火によって放出された火山性物質のうち、粒子の直径が2㎜以下の物質のことをいいます。また、粒子の直径が2㎜~64㎜の物質を火山レキ、粒子の直径が64㎜以上の物質を火山岩塊といいます。

【軽石】

噴火で噴出した火山性物質のうち、孔がたくさん開いていて、色が白っぽいものをいいます。また、黒っぽいものは、スコリアといいます。

【火砕流】

高温の火山灰や溶岩片などの物質と火山ガスや大気が一緒になって、高速に山を流れ下る現象です。火砕流の温度は数百度にもなり、速度も100km/h以上になることもあります。非常に危険な現象で、発生してから避難することは困難です。
火砕流

【火砕サージ】

高温の火山ガスに細かい火山灰などが混じったもので、爆風のように運動をするものをいいます。火砕流と同じ様に強力な破壊力があり、高速で押し寄せるので非常に危険です。

【火山泥流】

火山の噴出物などと水とが混合し、火山の斜面や沢を流れ下る現象をいいます。火山の噴火の時に、山に積もっていた雪や氷を高温の火砕流や火山噴出物が融かしたり、熱水の噴出や火口湖の決壊、もともとあった噴出堆積物が大雨とともに流されるなどして発生します。

【火山ガス】

火口や噴気孔から噴出するガスのことをいいます。また、マグマに溶けていたガスやマグマから放出されたガスも火山ガスといいます。成分は水蒸気が主ですが、二酸化炭素・硫化水素・二酸化硫黄などが含まれます。硫化水素や二酸化硫黄などは、有毒なので、吸い込むと死亡することがあります。二酸化炭素も濃度が濃いと酸欠状態になり危険です。

【噴煙】

火山活動によって火口から上昇する煙状または雲状のものをいいます。中に含まれる物質は、水蒸気・二酸化炭素などの各種火山ガス、火山灰などの火山性物質です。

【降灰】

噴火によって、上空から火山灰などが降ってくる現象です。

【空振】

噴火(爆発)によって発生する空気の振動です。音として聞きとれなくても、窓やドアの震動として感じられます。空振で窓ガラスが割れることもあります。

【火映】

火口内の高温物質が、火口上空の雲や噴煙を赤く照らす現象です。火口内に高温のマグマが上昇してくると見られることがあります。

【活火山】

おおむね過去1万年以内に噴火した火山や活発な噴気活動のある火山を活火山といいます。日本全国に活火山は111火山あります。東北地方には、18火山あります。

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