東北地方の気候 ~四季の天気~

 春のはじめは、大陸の高気圧の勢力が弱まり、日本の東海上に太平洋高気圧が現れます。東北地方を低気圧と高気圧が交互に通過していくようになり、低気圧の通過前には南よりの風が強まり気温が上昇し、通過後は一時的に冬型の気圧配置となり、寒の戻りにさらされます。

 日本の南岸を通り三陸沖を北上する低気圧は、ときとして太平洋側に湿った大雪をもたらします。日本海を低気圧が進むと暴風が吹き荒れることもあり、寒暖を繰り返しながら、次第に気温が上昇していきます。

 4月も終わりになると、大陸の高気圧の勢力は弱まり、東北地方は移動性高気圧に覆われることが多くなります。東北地方で、一年のうち最も日照時間が多いのはこの時期です。
一目千本桜
 宮城県柴田郡大河原町、撮影:本田耕平氏
コラム
サクラの開花 最早・最晩

春の特徴:南岸低気圧(三陸沖を発達しながら北上)

  • 太平洋側を中心に大雨となることがあります。また、春のはじめには大雪となることもあります。
  • 低気圧の発達程度によっては、暴風や高波に警戒が必要です。
  • <<2013年4月3日09時の地上天気図>>
     関東沖で低気圧が急発達。関東から東北にかけての沿岸で風雨が強まり、春の嵐となりました。

    春の特徴:日本海低気圧

  • 日本海低気圧は1年を通じてみられますが、著しく発達するものは、春先に多くなっています。
  • 低気圧が急速に発達し、暴風が吹くことがあります。
  • 南よりの強い風が吹き、山を越えて吹き下りると空気が乾燥して気温も上昇します(フェーン現象)。
  • <<2004年3月17日09時の地上天気図>>
     沿海州の低気圧が急速に発達。全国的に強い南寄りの風が吹き、気温が上昇。青森の最高気温20°C。