下関地方気象台は福岡管区気象台の下部機関であって、山口県における気象・地震・潮汐の観測と、 沿岸海域を含めた気象予報・警報・注意報等の発表などを行なっています。
地上気象観測
下関地方気象台・山口特別地域気象観測所・萩特別地域気象観測所では、気圧、気温、降水量、風向・風速、日照時間、湿度などの観測を行っています。
これらの観測所は、気圧計、温度計、雨量計、風向・風速計、日照計、湿度計などを用いて自動的に観測していますが、下関地方気象台では天気など一部の観測を職員が目視等により行っています。(感雨器では雨粒や雪片などを観測しています。)
また、下関地方気象台・山口特別地域気象観測所では、積雪計による積雪及び降雪の深さ、山口と萩の両特別地域気象観測所では視程計による視程の観測を毎正時に自動で測定しています。
さらに、山口県内に有線ロボット気象計を設置し、12か所で風向・風速、気温、降水量、日照時間の四要素の観測と、1か所で風向・風速、気温、降水量の三要素の観測を行っています。また、5か所に有線ロボット雨量計を設置し、降水量の観測を行っています。
これら21か所の観測所で観測されたデータは自動的・即時的に収集され、気象災害の防止・軽減に重要な役割を果たしています。
植物及び動物の状態は季節によって変化します。この現象を観測する生物季節観測を下関地方気象台で実施しています。
予報
注意報・警報、気象情報
気象災害が起こるおそれがある場合、注意報・警報や気象情報などの防災気象情報を発表しています。 また天気、風、最高・最低気温、降水確率、波浪の予報を1日に3回(05時、11時、17時)、週間天気予報を1日に2回(11時、17時)発表しています。
指定河川洪水予報
中国地方整備局山口河川国道事務所および太田川河川事務所と共同して、一級河川の佐波川および小瀬川を対象にした洪水予報を発表しています。また、山口県と共同して、二級河川の錦川水系錦川および門前川、椹野川水系椹野川および仁保川、厚東川水系厚東川、島田川水系島田川についても洪水予報を発表しています。
土砂災害警戒情報
土砂災害による被害の防止・軽減のため、大雨により土砂災害の危険度が高まった時に、市町村長が避難勧告等を発令する時の判断や住民の自主避難の参考となるよう、山口県と気象台が共同して市町単位で発表するもので、山口県では平成19年6月1日から発表を開始しています。
地震・津波・火山業務
下関地方気象台、山口特別地域気象観測所、萩特別地域気象観測所及び下関市豊浦町、宇部市、防府市、下松市、田布施町、岩国市の9地点に設置した計測震度計のデータ並びに山口県から入手した県設置の計測震度計のデータ(54地点)及び県内に設置した津波地震早期検知網観測局、巨大津波観測局、検潮所のデータを国内基盤通信網に送信しています。これらのデータは気象庁本庁及び大阪管区気象台が発表する津波警報・注意報、緊急地震速報(気象庁本庁)、地震・津波情報などの基礎データとして利用されます。また、気象庁本庁及び大阪管区気象台が発表する津波警報・注意報、地震・津波情報、噴火予報・警報等を関係防災機関等に伝達しています。山口県では阿武火山群が平成15年4月1日に活火山に指定され、平成19年12月1日より噴火警報及び噴火予報の発表を開始しています。
防災・広報
山口県等が開催する防災会議、防災訓練等に参加し、防災について提言を行っています。 また、各種気象資料の閲覧・照会に応じているほか、気象証明・鑑定を行っています。気象業務についての解説や講演等で、気象知識の普及を図っています。