![]() |
| 徳島地方気象台トップページへ 季節災害のトップページへ 雪による災害のページへ |

2005年12月17日から18日にかけて上空に強い寒気が流れ込み、徳島県内のほぼ全域で雪が積もりました。
上空5,500m付近にある氷点下30℃の寒気が、17日21時には瀬戸内(徳島市付近)まで流れ込み、徳島県の全域で大雪となりました。
徳島市では、17日21時前から本格的な雪が降り始め、24時には積雪6pを観測しました。
積雪6pは12月の積雪の深さの記録としては、1891年の統計開始以来第3位となり、12月としては81年ぶりの大雪となりました。
徳島市では、17日21時以降、氷点下になり、18日の最低気温は氷点下1.2度を観測しました。
冬型の気圧配置が強まったとき、徳島県の西部や山間部では積雪になることは多いのですが、沿岸部で積雪になることは多くありません。
今回の寒気はそれほど強かったと言うことなんですね。
ちなみに、徳島県の平野部で雪が積もることが多いのは、台湾付近で発生した低気圧が、四国沖を発達しながら通過する場合です。
これを気象台では「南岸低気圧」と呼んでいます。
左は南岸低気圧の例で、1994年2月11日21時の天気図です。
東シナ海で発生した低気圧が発達しながら東に進み、11日の夜から徳島市内でもみぞれから雪に変わりました。
南岸低気圧には、四国に近すぎると雨になり、遠すぎると雨も雪も降らないという微妙な距離の関係があって、この低気圧が近づいてくるとき、実は気象台でも雨になるのか雪になるのか、それとも全然降らないのか、ケンケンガクガクの議論になるのです。
さて、今回は徳島市に積雪があったということで、これを機会に過去の雪の記録と災害について調べてみました。
気象台での雪観測には、「降雪の深さ」と「積雪の深さ」があります。
「降雪の深さ」とは、ある一定期間の間に降り積もった雪の量です。
これに対し「積雪の深さ」は、自然な状態で放置し、今現在、実際に積もっている雪の量です。
雪は、自分の重さで圧縮されたり、地面の温度で融けたりしますので、「降雪の深さ」を全部足したものと「積雪の深さ」は必ずしも一致しません。
みなさんが実際に自分の目で見えるのは、「積雪の深さ」のほうです。
そこで、過去の積雪記録を下の表にしてみました。
お年寄りの方から、「昔は、ようけ(たくさん)雪が積もったんでよ〜」なんて話をよく伺いますが、南国徳島でも、過去には驚くような大雪があったんですね。
次に雪による災害ですが、次のページに一覧表を作りましたので、こちらをご覧下さい。
| 月 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
| 12月 | 16cm 1916年12月27日 |
8cm 1917年12月26日 |
6cm 2005年12月18日 |
6cm 1924年12月12日 |
5cm 1925年12月31日 |
| 1月 | 18cm 1984年1月31日 |
13cm 1906年1月24日 |
11cm 1945年1月16日 |
9cm 1981年1月11日 |
9cm 1922年1月14日 |
| 2月 | 42cm 1907年2月11日 |
33cm 1893年2月27日 |
31cm 1932年2月25日 |
29cm 1951年2月14日 |
27cm 1931年2月10日 |
| 3月 | 6cm 1940年3月1日 |
6cm 1896年3月3日 |
5cm 1946年3月12日 |
4cm 1977年3月4日 |
4cm 1969年3月12日 |
