徳島県は、大きく2つの気候区に大別されます。北部(特に西部)は瀬戸内気候に属し、南部は太平洋気候に属しています。 北部は、全国的に見て少雨地域ですが、南部は、日本でも有数の多雨地域に入り、日降水量の日本記録を持っています。
県の面積の約8割を山地が占めることや、県西部の山間部では沿岸部に比べ気温の変動が大きいなど、気象特性は非常に複雑になっています。これらの気象的な特性が、徳島県を自然災害が多く発生する地域にしています。
1 徳島県の降水量
1981年から2010年に観測された、徳島県内各地の年平均降水量で、最も降水量が多いのは、福原旭(ふくはらあさひ)観測所および木頭(きとう)観測所で約3000mmとなっています。
一方、最も少ないのは剣山(つるぎさん)の北側の穴吹(あなぶき)および池田(いけだ)観測所で約1400mmとなっています。
剣山系を境として、県北部の降水量は県南部の降水量の2分の1以下となっています。雨の多い年には剣山系南側では、4000〜5000mmに達することもあります。また、干ばつの年には剣山系北側では、800〜900mmのこともあります。
| 池田 |
1389.6mm |
福原旭 |
2922.9mm |
| 穴吹 |
1405.7mm |
蒲生田 |
1904.0mm |
| 徳島 |
1453.8mm |
木頭 |
3092.4mm |
| 半田 |
1507.5mm |
日和佐 |
2516.9mm |
| 京上 |
2209.4mm |
海陽 |
平年値なし |
2 徳島県の気温
1981年から2010年に観測された、徳島県内各地の年平均気温は、県東部の海岸地方では約16℃で、県西部の山沿い地方に向かうに従い、次第に低くなる傾向にあります。県内で最も寒冷地にあたる剣山周辺(剣山山頂は除く)の山麓地方の年平均気温は約12℃で、海岸地方と比べ4℃の差があります。月平均気温の差は、夏は小さく、冬は大きくなり、ときには7℃にも達することもあります。
| 池田 |
14.1 |
蒲生田 |
16.4 |
| 穴吹 |
15.2 |
木頭 |
13.4 |
| 徳島 |
16.6 |
日和佐 |
16.7 |
| 京上 |
12.0 |
海陽 |
平年値なし |
3 徳島県関係の気象要素の日本記録
気象要素のうち、徳島県が関係している上位5位に入るものは下の表のとおりです。
| 気象要素 |
観測所名 |
順位 |
値 |
年月日 |
時間 |
備考 |
| 1時間降水量 |
福井(ふくい) |
2位 |
167.2mm |
1952(昭27).3.22 |
20:50〜21:50 |
県土木事務所 |
| 3時間降水量 |
福原(ふくはら) |
4位 |
343.0mm |
1938(昭13).9.5 |
11〜14 |
区内観測所 |
| 日降水量 |
海川(かいかわ) |
1位 |
1317mm |
2004(平16).8.1 |
|
四国電力 |
| 日降水量 |
日早(ひそう) |
2位 |
1114mm |
1976(昭51).9.11 |
|
四国電力 |
| 最高気温 |
撫養(むや) |
1位 |
42.5℃ |
1923(大12).8.6 |
|
区内観測所 |
(気象業務支援センター発行 気象年鑑 2006年版 より)
