平成23年7月5日に新潟県燕市及び三条市で発生した突風について
◆ 資料掲載日
平成23年7月8日(平成23年7月13日更新)
◆ 概要
◆ 本文
◆ 気象概況
1.燕市で発生した突風
(1)突風をもたらした現象の種類
この突風をもたらした現象はガストフロントの可能性が高いと判断した。
(根拠)
・被害の発生時刻に被害地付近を活発な積乱雲が通過中であった。
・被害地に近い三条地域気象観測所の観測データで、ガストフロント通過時に特徴的な風速の急増、風向の急変、気温の急下降が9時20分頃にみられた。
・風が最も強かったのは9時20分頃で15〜20分くらい続いたとの証言があった。
・漏斗雲の目撃や耳に異常を感じたなどの竜巻を示唆する情報は得られなかった。
(2)強さ(藤田スケール)
この突風の強さは藤田スケールでF0と推定した。
(根拠)
・ 瓦のめくれがあった。
・ 枝の折れがあった。
・ 根の弱い樹木が倒れた。
(3)被害範囲
現地調査の結果、被害範囲は長さ2.8km、幅2.0kmであった。
2.三条市三貫地新田から同市柳川新田にかけて発生した突風
(1)突風をもたらした現象の種類
この突風をもたらした現象は、ダウンバーストと推定した。
(根拠)
・被害の発生時刻に被害地付近を活発な積乱雲が通過中であった。
・被害や痕跡から推定した風向分布に発散性がみられた。
・被害は、面的に分布していた。
・漏斗雲の目撃や耳に異常を感じたなどの竜巻を示唆する情報は得られなかった。
(2)強さ(藤田スケール)
この突風の強さは藤田スケールでF0と推定した。
(根拠)
・瓦のめくれがあった。
・根の弱い樹木が倒れた。
(3)被害範囲
現地調査の結果、被害範囲は長さ1.6km、幅0.6kmであった。
7月5日は、梅雨前線が本州をゆっくり南下し、9時には関東地方から東海沖を通って九州南部に停滞していた。 北陸地方では、上空に寒気を伴った気圧の谷が通過しており、新潟県は大気の状態が不安定となっていた。
突風が発生した時間に燕市及び三条市の被害地付近を活発な積乱雲が通過中であった。
◆ 問い合わせ先
新潟地方気象台 防災業務課 電話 025-244-1703
東京管区気象台 気候・調査課 電話 03-3212-8341(代) 内線5564
◆ 資料全文
平成23年7月5日に新潟県燕市及び三条市で発生した突風について[PDF形式:4,097KB](7月13日更新)
注)この資料は、速報として取り急ぎまとめたもので、後日内容の一部訂正や追加をすることがあります。