平成26年7月27日に栃木県さくら市、佐野市、栃木市で発生した突風について


◆ 資料掲載日

  平成26年8月6日


◆ 概要

     7月27日13時00分頃にさくら市蒲須坂(かますさか)で突風が発生し、住家の屋根の損壊、ビニールハウスの一部損壊、比較的風に弱い樹種の幹折れや倒木などの被害が発生しました。
     また、同日13時10分から13時30分頃に、佐野市赤見町(あかみちょう)から栃木市大平町(おおひらまち)にかけても突風が発生し、比較的風に弱い樹種の幹折れや倒木、住家の屋根瓦のめくれ、非住家のトタン屋根の飛散などの被害が発生しました。
     このため7月28日と29日に、宇都宮地方気象台は職員を気象庁機動調査班(JMA-MOT)として派遣し、現地調査を実施しました。
     結果は以下のとおりです。


◆ 本文

    (2)佐野市赤見町から栃木市大平町にかけて発生した突風

      ①突風をもたらした現象の種類
        この突風をもたらした現象は、ガストフロントの可能性が高いと判断した。
       (根拠)
       ・被害の発生時刻に被害地付近を活発な積乱雲が通過中であった。
       ・被害は断続的であるが面的に分布していた。
       ・漏斗雲の目撃や耳に異常を感じたなどの竜巻を示唆する情報は得られなかった。
       ・被害地に近い佐野地域気象観測所の観測データで、ガストフロント通過時に特徴的な風速の急増とその後の緩やかな減少、気温の急降下が13時10分から13時20分頃にかけてみられた。

      ②強さ(藤田スケール)
        この突風の強さは藤田スケールでF0と推定した。
       (根拠)
       ・ 比較的風に弱い樹種の幹折れや倒木があった。
       ・ 住家の屋根瓦のめくれがあった。
       ・ 非住家のトタン屋根の飛散があった。

      ③被害範囲
        被害範囲は長さ約17.2㎞、幅は約13.5kmであった。


◆ 気象概況

 7月27日は、北海道付近の低気圧からのびる寒冷前線が本州付近を通過した影響により、栃木県では大気の状態が非常に不安定となった。
 これに伴い、さくら市、佐野市、栃木市で突風が発生した時間帯には、活発な積乱雲が被害地付近を通過中であった。


◆ 問い合わせ先

   宇都宮地方気象台        電話 028-635-7260
   東京管区気象台 防災調査課   電話 03-3212-3853


◆ 資料全文

  平成26年7月27日に栃木県さくら市、佐野市、栃木市で発生した突風について[PDF形式:1,609KB]

注)この資料は、速報として取り急ぎまとめたもので、後日内容の一部訂正や追加をすることがあります。


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