平成26年8月10日に栃木県栃木市、下都賀郡壬生町、鹿沼市で発生した突風について


◆ 資料掲載日

  平成26年8月18日


◆ 概要

     8月10日11時30分から50分頃、栃木市平柳町(ひらやなぎまち)から下都賀郡壬生町七ツ石(しもつがぐんみぶまちななついし)を経て、鹿沼市上石川(かみいしかわ)にかけてと、8月10日11時40分頃、鹿沼市みなみ町から鹿沼市茂呂(もろ)にかけて発生した突風により、住家の屋根の飛散、コンクリート製電柱の折損などの被害が発生した。
     このため11日に宇都宮地方気象台と東京管区気象台が、12日には宇都宮地方気象台が職員を気象庁機動調査班(JMA-MOT)として派遣し現地調査を実施した。
     結果は以下のとおりである。


◆ 本文

    (2)鹿沼市みなみ町から鹿沼市茂呂(もろ)にかけて発生した突風

      ①突風をもたらした現象の種類
        この突風をもたらした現象は、竜巻と推定した。
       (根拠)
       ・被害の発生時刻に被害地付近を活発な積乱雲が通過中であった。
       ・被害の発生前後に被害地付近で飛散物を巻き上げながら移動する渦を目撃したという証言が複数あった。
       ・被害や痕跡は帯状に分布していた。

      ②強さ(藤田スケール)
        この竜巻の強さは藤田スケールでF0と推定した。
       (根拠)
       ・ 住家の屋根瓦のめくれがあった。
       ・ 比較的風に弱い樹種の幹折れがあった。

      ③被害範囲
        被害範囲の長さは約1.8km、幅は約200mであった。


◆ 気象概況

 8月10日06時過ぎに、高知県安芸市付近に上陸した台風第11号は、10日09時には阿波市付近を北北東へ進んでいた。また、日本の東から東北地方をとおり日本海中部には前線があり、栃木県では南から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっていた。
 このため、栃木県栃木市、下都賀郡壬生町、鹿沼市で突風が発生した時間帯には、活発な積乱雲が被害地付近を通過中であった。


◆ 問い合わせ先

   宇都宮地方気象台       電話 028-635-7260
   東京管区気象台 防災調査課  電話 03-3212-3853


◆ 資料全文

  平成26年8月10日に栃木県栃木市、下都賀郡壬生町、鹿沼市で発生した突風について[PDF形式:2,286KB]

注)この資料は、速報として取り急ぎまとめたもので、後日内容の一部訂正や追加をすることがあります。


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