台長のご挨拶

台長メッセージ

台長

2021年4月

 鳥取地方気象台ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 鳥取地方気象台長の弘田実(ひろたみのる)です。令和3年度にあたり、ひとことご挨拶申し上げます。


 はじめに、今般の新型コロナウイルス感染症により、被害に遭われた皆様と、感染拡大により生活に影響を受けられている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。ワクチン接種など対策等が進められておりますが、コロナ禍であっても自然災害は待ってはくれません。鳥取地方気象台では、感染予防対策を徹底し毎日の天気予報をはじめ的確な防災気象情報をお伝えできるよう日々取組んでおります。


 世界各地で大雨による洪水や干ばつなどが毎年のように起きています。我が国においても、平成30年7月豪雨や令和元年東日本台風(台風第19 号)に伴う豪雨災害、令和3年1月の日本海側での大雪災害などが記憶に新しいところです。これらの近年頻発する局地化、激甚化する気象災害に備える上では、その背景にある地球温暖化の影響を考慮しておく必要があります。


 鳥取県においても年平均気温は100 年あたり、鳥取で約2.0℃(統計期間:1943~2020 年)、米子では約2.5℃(統計期間:1940~2020 年)、境では約1.1℃(統計期間:1883~2020 年)の割合で上昇しています。県内の気温上昇には、地球温暖化に伴う長期的な上昇傾向に加えて、都市化の影響や数年~数十年程度の時間規模で繰り返される自然変動が重なっていると考えられます。季節感にも変化が見られ、鳥取のさくら(そめいよしの)の開花日は、10 年あたり約1.5 日(統計期間:1953~2020 年)の割合で早くなっています。その一方で、かえでの紅葉日は、10 年あたり約2.8 日(統計期間:1953~2020 年)の割合で遅くなっています。これらの状況から、春の訪れが早まり、秋の深まりが遅くなっているといえます。また、全国的に短時間の強い雨の頻度が増加傾向にあるなど、雨の降り方にも変化が見られます。


 鳥取地方気象台では、近年相次いで発生している風水害や地震等の自然災害から命と暮らしを守るために、地域で防災対応を行う自治体等の関係機関を支援する取組みを強化してまいります。住民の的確な防災行動に結びつくよう、気象台が市町村や県、関係省庁等と一体となって地域の防災に一層貢献するため、地域毎の担当チーム「あなたの町の予報官」を昨年度から編成し、平時から緊密な連携関係を構築するとともに気象防災ワークショップを実施するなど、市町村等に寄り添った支援に取組んでおります。


 今後も地域の防災に一層貢献できるよう取組んでまいりますので、引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

令和3年4月1日

鳥取地方気象台長

弘 田  実 



※:鳥取地方気象台HP
気候変動に関する情報
   https://www.data.jma.go.jp/tottori/bosai/kikou/kikou.html


※:地方公共団体防災担当者向け気象防災ワークショップ
防災気象情報を用いたグループワークを通じて、防災担当の方々に、地元気象台から発表される各種防災気象情報の種類や意味に対する理解を深めていただき、適切なタイミングでの防災体制の強化や避難に関する判断のポイントを学んでいただくことを目指したものです。その結果、避難すべき居住者等に適切かつ確実な避難行動を促すための情報伝達等に役立てていただくことを期しています。
詳細については、以下のURLの資料をご覧下さい。
   https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/jma-ws2/index.html




2020年首長訪問

2020年8月

 住民の皆様が適時的確な避難行動を判断できるよう、県や市町村をはじめ防災関係機関と「顔の見える関係」を構築し連携を深め、地域の防災力向上に一層貢献してまいります。
 

 知事をはじめ県内の市町村長とお会いし懇談を行わさせていただきました。
 

「 平時から 地域に寄り添う 気象台 」

首長と台長