1. Home>
  2. 気象台の歴史

気象台の歴史

鳥取地方気象台

鳥取市は東部の中心的な都市であり、都市域の観測情報を強化するために昭和17年3月30日、空港が近傍にある湖山池東岸に設置されました。しかし、設置された1年後に起きた鳥取大地震により、庁舎を含めて大きな被害を受けました。その後は鳥取県の気象業務の中核として徐々に機能を集約し、現在では県内の予報・観測などを一括して担当しています。

<鳥取地方気象台の沿革>
昭和17年3月30日
鳥取測候所(現:鳥取市湖山町)の設置
昭和18年1月1日
気象観測の開始
昭和18年9月10日
鳥取地震発生による庁舎等の被害
昭和19年6月30日
地震計による地震観測の開始
昭和20年8月22日
天気予報の発表開始
昭和32年9月1日
鳥取地方気象台に昇格
昭和52年11月1日
鳥取市吉方(第3合同庁舎)に移転し業務開始
平成15年3月12日
鳥取市にウィンドプロファイラを設置
湖山の旧庁舎(昭和40年頃 現在は公園)
現庁舎(移設当時 北方向から撮影)

米子測候所

米子市は鳥取県西部の中心的な都市であり、都市部の気象情報を強化するため昭和14年1月11日に中央気象台米子支台として設置されました。その後、昭和15年には高層気象観測が山陰地方の代表地点として開始され、平成21年2月に松江地方気象台に移設するまで、重要な上空の状態を観測してきました。

現在は米子特別地域気象観測所として、無人での観測を継続しています。そのほか、特別な観測として直達日射観測や大気放射能観測を行っていました。

<米子測候所の沿革>
昭和14年1月11日
中央気象台米子支台(現:米子市博労町)の設置
昭和14年6月1日
気象観測の開始(1日3回)
昭和14年11月1日
米子地方気象台に改称
昭和15年8月1日
上層気象観測(地上からの上層風を観測)の開始
昭和16年7月1日
地震計による地震観測の開始
昭和18年11月15日
米子測候所に改称
昭和22年4月30日
高層気象観測を開始(米子航空気象観測所の業務を引き継ぐ)
平成20年10月1日
米子測候所の廃止
鳥取地方気象台高層課及び米子特別地域気象観測所の設置
平成22年2月28日
高層気象観測を松江に移管
平成22年3月31日
鳥取地方気象台高層課の廃止
創立当時の庁舎
昭和29年頃の庁舎(背景は大山)

境測候所

境港市は古くから山陰地方有数の良港として知られ、現在も陸、海、空の交通の要衝として、また漁業基地としても、発展を続けています。この地理的な環境を背景に、境港市にある境測候所は当時の内務省地理局の直轄測候所の1つとして明治16年1月1日に創設されました。以来約130年に及ぶ観測を継続しています。特に境の観測データは期間内で観測場所がごく近くに1度移動しているのみであり、都市化の影響が少ないことから地球環境の変化を確認する情報として極めて重要なものとなっています。

現在は境特別地域気象観測所として、無人での観測を継続しています。なお、測候所名の境については、設置当時の市町村名が境町であったためです。

<境測候所の沿革>
明治16年1月1日
内務省地理局境測候所(現:境港市入船町)の設置
明治20年8月1日
鳥取県境測候所に改称
明治22年1月1日
鳥取県の天気予報を発表
明治31年1月1日
境港市東本町(現在地)に移転
地震計による地震観測を開始
明治34年12月28日
鳥取県境地方測候所に改称
大正10年10月5日
験潮観測の開始
昭和14年11月1日
中央気象台境観測所に改称
昭和25年6月1日
境測候所に改称
平成15年3月1日
境特別地域気象観測所に移行(無人化)
明治30年から40年頃の庁舎
昭和37年の庁舎

大山測候所

他の機関からの観測を引き継ぐ形で大山豪円山頂での観測を開始しました。その後、大山6合目及び山頂での観測をおこなうようになりました。山頂での観測は実質2年間と短いものでしたが、測候所の建物は、その後は山頂避難小屋として利用されていました。

<大山測候所の沿革>
昭和17年12月31日
大山山麓で観測を開始
昭和18年1月1日
臨時大山観測所と命名
昭和18年10月1日
大山測候所と改称
昭和18年12月1日
大山中腹(6合目避難小屋)で観測を開始
昭和19年8月1日
大山山頂で観測開始
昭和21年9月1日
山頂での観測終了
昭和23年3月31日
大山測候所を廃止 6合目の観測終了
設立時(昭和19年頃)の庁舎建物

氷ノ山測候所

航空機の支援という名目で昭和17年に設置されたと記録されています。当時は庁舎の建設が大変だったためか、実際の観測を開始できたのは昭和19年と2年を要しています。その後、終戦を経て昭和21年には観測を止め、昭和24年に測候所を廃止しました。測候所では特別な観測対象として霧氷を観測していたようです。

<氷ノ山測候所の沿革>
昭和19年10月1日
氷ノ山測候所の設置
氷ノ山山頂で観測を開始
昭和21年11月30日
観測業務を終了
昭和24年3月31日
氷ノ山測候所を廃止
設立時(昭和19年)の山頂庁舎