富山地方気象台長からのご挨拶

富山地方気象台長
 いつも富山地方気象台のホームページをご利用いただきありがとうございます。富山地方気象台長の府金(ふがね)から皆様にご挨拶させていただきます。

 最初に、令和6年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」により被害に遭われた皆さまへ、心からのお見舞いを申し上げます。そして、ご家族や大切な方々を亡くされた皆さまへ、謹んでお悔やみを申し上げます。

 富山県は立山連峰をはじめ、美しい自然環境に恵まれ、豊かな自然や歴史ある街並み、美術館や博物館など体験したいすばらしいものがたくさんあります。
 一方、自然は人間の力及ばぬものであり、富山県では昨年6月と7月(線状降水帯)に大雨、10月には突風(竜巻)、今年1月には能登半島地震が発生しており、地球温暖化に伴う大雨の増加や台風の勢力増大など自然災害の頻発や激甚化も想定されます。
 富山地方気象台は、これらの自然災害による人的被害や経済被害を可能な限り軽減し、県民のみなさまや観光等で訪れたみなさまの生命や財産を守るため、地域防災支援として、担当する市町村の地域防災計画や避難情報の判断などに際して資料提供や助言等を行い、防災教育や要配慮者対策にも協力するなど、平時における取組を通じて、緊密な「顔の見える関係」を構築して、緊急時には防災担当者のニーズに合わせた説得力のある適時・的確な助言を行っています。
 また、首長訪問など市町村や関係機関等と一体となって災害に備えた平時の取組を進めるとともに、災害時では市町村等と速やかに危機感を共有し、その災害対応を支援するため、市町村長へのホットラインや「JETT(気象庁防災対応支援チーム) 」による災害対応現場への気象状況の解説等などを行っています。

 県民のみなさまに頼りにされる富山地方気象台でありつづけるため、職員一丸となって地域の防災力の向上に取り組んでまいります。

 このホームページの防災や気象情報等のコンテンツを通して、防災や富山地方気象台の業務などにご関心を持っていただけたらありがたく感じます。


 令和6年4月 富山地方気象台長
 府金 勝(ふがね まさる)