梅雨

富山県の春の特徴
冬から夏への転換期。雪国の生活から解放され、よい季節を迎
えるが、天気の変化や気温の変動も大きい。低気圧が発達しな
がら日本海を北東へ進み、川沿いで強い南風が吹いたり、フェ
ーン現象で急に気温が高くなったりする(1998.4.13)逆に寒気
が入ると立山など標高の高い所は5月になってもまだまだ雪が降
る。空気乾燥、雪解け、遅霜。また、富山湾での蜃気楼の季節。
 
 

梅雨 富山県の梅雨の特徴
6月中旬までは比較的穏やかな日が多いが、下旬になると雨の
日が多くなる。梅雨期後半の7月に入ると前線が日本海まで北
上して大雨となる(いったん富山県より北まで北上した前線が南
下してくる時が特に要注意)。最近では1995年7月11〜12日の
黒部川流域を中心とした大雨(宇奈月町で24時間に約300mm)
がある。 なお、「梅雨」は春から夏に移り変わる途中の「前後に
比べて曇りや雨の日が多くなる」季節現象。従って、ある幅をも
って梅雨の時期を決めている(具体的には◇◇日頃と表現)。
富山市の6、7月合計降水量の平年値は約400mmで東京の約
300mmよりも多い。ちなみに熊本市は約810mm、鹿児島市は約
750mm。梅雨前線が北上して梅雨が明ける」といわれているが、
「梅雨前線が南下して弱まり梅雨が明ける」ケース(1997年など)
が全体の半分を占める。

富山県の夏の特徴
平年値でみると、7月下旬から8月中旬が最も暑い時期。富山市
の7、8月合計の真夏日(日最高気温30℃以上)日数の平年値は
約30日、また、真夏日縦続の平均は約14日。「梅雨明け10日」と
いう言葉があるが、梅雨明け後一過間〜10日間も晴れの日が続
くのは実際には2年に1回くらいである。 昔から「お盆を過ぎれば
涼しくなる」といわれてきたが、最高気温の出現時期をみると1961
年以降の37年間で7月中旬まで2回、7月下旬5回、8月上旬7
回、中旬11回、下旬9回、9月3回で8月中・下旬が多く、8月下
旬の9回のうち7回は1981年以降となっている。なお、8月後半に
なると前線が南下して大雨となることがある。

富山県の秋の特徴
台風の季節。接近、上陸数は8月の方が多いが9月の方が大き
な影響を与えた台風が多いので「台風といえば9月」のイメージが
強い。台風が富山県のどちら側を通るかにより、雨や風の影響が
大きく異なる。西側を北東進すると「強風とフェーン」、東側を北東
進すると「沿岸地方の強風と山間部の大雨」となりやすい。「秋雨
」は一般に梅雨ほど顕著でないが、1989年の9月は記録的な多
雨となった。10月は秋晴れが現われやすい年と寒気が入って「し
ぐれ」現象となる年がある。立山連峰などは早くも冬の装い(初冠
雪の平年は10月9日)。1989年10月8日には雪による遭難事故も
発生している。11月には大陸からの寒気の影響で曇りや雨の日
が多くなる(主に中旬以降)。富山市での初雪の平年は11月末。

富山県の冬の特徴
西高東低の冬型の気圧配置となって雪が降りやすくなる。富山
県の場合、能登半島から南へ連なる山の影響で季節風がやや弱
められ、その分平地でも雪が降りやすくなる。「里雪」という言葉が
あるが、平地でも多く降る雪のことであり、山沿いで降らないという
ことではない。大雪となりやすいのは12月後半から2月前半まで
である。12月初めはまだ十分に気温が下がらないため、また、2
月後半は海面水温が低くなってきているので、寒気の強さの割に
は降りにくくなる。日本海で北よりの風が卓越すると、北海道から
東北地方の西方海上で発生した高波が「うねり」となって伝播、半
日程度たった後に到達するため、沿岸の人々にとって不意打ちとな
ることも多い。このような高波は一般に「寄り回り波」と呼ばれて
いる。
 

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