主な台風災害

和歌山県に災害をもたらした主な台風

 和歌山県では、台風が本県の西側を通過して南よりの風が吹く場合には、紀伊水道の地形の影響で風が特に強くなります。また、高潮の影響を受けるのもこのコースです。和歌山港では、台風が大阪湾に入った頃に潮位偏差の最大が現れるので、満潮時と重なった場合には特に注意しなければいけません。

 一方、台風が本県の東側を通過した場合には、熊野灘沿岸で特に風雨が強く、県南部を中心に大雨に対する注意が必要です。

過去に和歌山県に災害をもたらした主な台風のデータ
ジェーン台風
伊勢湾台風
第二室戸台風
平成23年台風第12号
平成30年台風第21号
年 月 日 1950(昭25)年
9月3日
1959(昭34)年
9月26日
1961(昭36)年
9月16日
2011(平23)年
8月30日~9月4日
2018(平30)年
9月4日
最低海面気圧(hPa)
観測所
961.6
和歌山
929.2
潮岬
939.0
和歌山
986.7
潮岬
961.7
和歌山
最大風速(m/s) 風向
観測所
36.5 南南西
和歌山
33.4 東南東
潮岬
35.0 南南西
和歌山
23.0 南東
南紀白浜
42.9 南
友ヶ島
最大瞬間風速(m/s) 風向
観測所
47.2 南
潮岬
48.5 南南東
潮岬
56.7 南
和歌山
35.0 南東
南紀白浜
57.4 南南西
和歌山
総降水量(mm)
観測所

(集計期間)

57.2
潮岬

(9月3日00時~9月4日24時)

120.6
潮岬

(9月26日00時~9月26日24時)

138.1
和歌山

(9月15日00時~9月16日24時)

1183.5
色川

(8月30日18時~9月4日24時)

315.0
龍神

(9月3日16時~9月5日09時)

最大潮位偏差
検潮所
+1.1m
和歌山・串本

※平滑化した潮位による値

+1.8m
浦神

※平滑化した潮位による値

+2.2m
和歌山

※潮位は痕跡による

+116cm
御坊
+260cm
御坊
詳細情報 災害をもたらした気象事例
~ジェーン台風~
(気象庁HPリンク)
災害をもたらした気象事例
~伊勢湾台風~
(気象庁HPリンク)
災害をもたらした気象事例
~第二室戸台風~
(気象庁HPリンク)
災害時気象速報
~平成23年台風第12号による8月30日から9月5日にかけての大雨と暴風~(PDF:3906KB)
災害時気象速報
~平成30年台風第21号による9月3日から5日にかけての暴風、高潮等~(PDF:6253KB)

【注】・気象要素は当時の県内観測所での最大値です。

   ・値の修正や集計期間の違いにより、速報版pdfとは値が異なる場合があります。