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台長からのメッセージ

和歌山地方気象台長 山田尚幸

最近の活動

4月18日

海南市の神出市長を訪問し、大雨時の危険度分布や緊急時のホットラインによる連絡、気象庁防災支援チーム、南海トラフ地震に関連する情報など、地域における防災支援について懇談させていただきました。

3月27日

新宮市における台風等風水害に備えた事前防災行動計画(タイムライン)の連携に関する協定を締結しました。

3月20日

上富田町を訪問し、奥田町長と懇談させていただきました。

3月11日

全国の鉄道会社関係者や串本町在住の方に防災講演を行いました(西日本旅客鉄道株式会社和歌山支社様の依頼)。

平成30年度の首長訪問の履歴

4月18日 海南市
海南市

ごあいさつ


和歌山地方気象台長の山田尚幸(やまだなおゆき)です。和歌山に勤務して1年が経ちました。

和歌山地方気象台は明治12年(1879年)7月1日に全国で7番目に設置された気象台です。その後も移転することなく、当地において観測を続けており、わが国では、同じ場所でもっとも長い間観測している気象台となっています。

和歌山県は、熊野古道や高野山などが「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録され、また、梅、みかん、桃、柿などの果物や、鯛やクエなどに代表される海の幸も豊富です。赴任以降、県内あちこちに足を運び、気候の良さと食べ物の美味しさ、歴史ある寺社や地質学的にも興味深い海岸や山河などの地形にも感動しています。

風光明媚で温暖な気候の和歌山県は、山地の多い地形や地理的な位置から、昔から台風や前線による大雨で大きな災害が発生した土地でもあります。最近では、7年前の2011年(平成23年)の台風第12号に伴う大雨による土砂災害で大きな被害が発生しました。平成29年には、和歌山県付近に上陸または接近する台風が5個もあり、特に10月の台風第21号では、紀の川筋や県南部で浸水害や土砂災害が発生したのは記憶に新しいところです。

一方、県北部には中央構造線断層帯が走り、紀伊半島の沖合いには南海トラフが東西に横たわり、地震による大きな揺れや津波による被害も懸念されており、今後30年の地震発生確率は、中央構造線断層帯が「やや高い」と評価され、南海トラフ地震は、70~80%とされています。

気象台では、災害に結びつくような激しい現象について、危険度分布の表示などを活用し、危険性や切迫度を積極的に県民のみなさまに分かりやすく伝えてまいります。大雨や、地震・津波などの際に、県内の被害を少しでも軽減できるよう、県民のみなさまと協力し、いざというときに役立つ気象台であるよう努力してまいります。



平成30年4月

和歌山地方気象台長   山田尚幸




地方気象台における主な気象防災業務

プロフィール

山田 尚幸(やまだ なおゆき)
北海道釧路市
昭和35年(1960年)2月3日生まれ 58歳
昭和53年3月北海道釧路湖陵高等学校 卒業
昭和57年3月弘前大学理学部(地震学講座) 卒業
昭和59年3月弘前大学大学院(地球科学専攻) 修了
昭和59年気象庁入庁(観測部高層課)
平成8年気象庁地震火山部 地震津波監視課
平成12年科学技術庁(現:文部科学省) 地震調査研究課 出向
平成19年国土交通省 技術安全課 出向
平成21年気象庁地震火山部 地震予知情報課
平成24年仙台管区気象台 地震火山課長
平成26年気象庁地震火山部 地震津波防災対策室 課長補佐
平成27年気象庁地震火山部 地震予知情報課 課長補佐
平成29年3月~和歌山地方気象台長(現職)

職歴のほとんどが地震・津波・火山に関わる部署です。平成23年東北地方太平洋沖地震のときは、気象庁地震火山部で官邸への資料作成などを担当し、その後、仙台管区気象台で東北地方太平洋沖地震の余震等の対応をしました。東京以外の勤務地は仙台と和歌山で、関西に住むのは初めてです。